2012-01-01から1年間の記事一覧

「ええ〜!?」

「◯◯するぞ。」 「こうしよう。」 このような自分の発言に対して子ども達が 「えぇ〜!?」 という。 この声が子ども達の口から聞こえるうちはまだまだだと考えている。 子ども達の中にそれを行う価値観が刻まれていない証だから。 子ども達が「えぇ〜!?」…

二兎追うものは一兎をも得ず

2つ以上のことを並行して行えるようになりたい。 自分は常にそう考えてきた。 しかし、それはかなり難しいことだ。 朝、子ども達が数名寄ってくる。 提出物を出す子、体調不良を訴える子、質問にくる子…。 子ども達の声に耳を傾けながら、目は学級全体を追…

「学び続ける教員像」の確立を答申

今日は「子どもの姿を語る会」の事務局会議だった。 その中でS先生に嬉しいニュースをお聞きした。(3つほど嬉しいニュースがあった素敵な会でした。) 「教育人間塾」でいつもお世話になっている、村山紀昭さん(北海道教育大学名誉教授)が委員をされて…

?疑問?

今日の「子どもの姿を語る会」の事務局会議においてS先生に『学び合い』ステップアップブックを見せていただいた。 巻の中ほどにカラー写真ページがあって、そこに子ども達が『学び合い』をどのような流れで行われていくのか写真つきで解説されていた。 記…

教えずに教える。教わらずに教わる。

教える育てる。それが「教育」。 しかし、そもそも「教える」とは何か? 教えて相手が育つこともあるだろう。 あえて教えず見守ることで相手が成長することもある。 「教える」の意味はとてつもなく広く、深い。 教えるべきことはしっかりと教える。 学び合…

「なぜ?」「何?」ただそれだけ。

教科書は学びへの本質に斬り込むための入り口に過ぎない。 答えはすべて教科書に書いてあるのだから。 例えば理科。 先日台風の単元を学習した。 台風の進み方。 台風が接近すると天気がどう変わるか? 日本に接近する季節。 教科書で扱っている内容はこの程…

[積み重ねる力]『学び合い』補強論

『学び合い』を高めていくために。提案。 『学び合い』の考え方は子ども達を成長させていく。 この考え方に出会ったことによって自分自身も大きく成長したという実感がある。 子ども達が互いに学び合う。横の繋がりができていくことで子ども達の心は磨かれ、…

価値を子ども達の心に刻む

常に子ども達の可能性に目を向け、彼らの成長を共に喜びあえる自己でありたい。 子ども達の何気無い行動の中に価値を見い出し、励まし続けられる自己でありたい。 自分が教師として子ども達に接する時、常に心に想っていること。 それは「子ども達の心に価値…

真の「信頼関係」とは?

子ども達と関わる中で自分が常に自問自答していること。 それは子ども達との間に「信頼関係」が築けているかどうか?ということ。 「信頼」という言葉は奥が深い言葉である。 人と人のコミュニケーションの出発点。それは安心感だろう、 「この人は決して私…

実るほど…

「この人は何かが違う…」 言葉を交わした瞬間にそんなオーラを感じる人に今までたくさん出会ってきた。 そのオーラはどこから生み出されているのか。 ふとそんなことを考える。 今まで出会った数多くのオーラをまとった方々を思い浮かべる。 彼らに共通して…

人を育てる「職人」として生きる

昨日、教育人間塾で吉田順先生のお話をお聞きした。 横浜で30年以上教員を勤め、子ども達の荒れと真剣に向き合ってきた方だ。 退職後に生徒指導コンサルタントとして全国を飛び回っているとのこと。 やはり一つのことに信念をもって取り組んできた方の話は…

信念を磨く

昨日の会で考えさせられたことをもう一つ。吉田さんはおっしゃっていた。 教育に二者択一はない。 「厳しさ」と「優しさ」この二つ、どちらも大切。 私もその通りだと考える。 「厳しさ」「優しさ」どちらも大切。 私が常に考えているのはそれらは相反するも…

「全員」は大切。しかし劇薬でもある。

前にも書いたと思うけれども、Mくんのおかげでいろいろと考える所があったので再考。 自分の軸。 この授業は毎日、毎時間成立させられる授業か? 毎日継続できない授業は求めたくない。 【前回の記事】 http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/201207…

「まし」は手段

様々な価値観。考え方。 それらを自分の中に少しずつ取り入れていこうと日々考えている。 しかし、様々なものを取り入れたとしても自分の中で決してぶれたくない軸がある。 先日、協同学習の研究会に行った時のこと。 授業者の先生がこんなことをおっしゃっ…

授業は「共同創作」

授業とは教師と子ども達と共同で創られるものである。 「子ども達を信じて任せる」と口にしていても、この「共同創作」の意識は常に持ち続けていたい。そうすればどんな状況に陥ってもぶれることはない。 「授業は教師と子ども達と共同で創りあげるものであ…

横藤先生。ありがとうございました。

「子どもに憧れられる大人であるか?」 これが心に響いた。先週の土曜日。 「北海道子どもの姿を語る会」に参加した。 講師は横藤雅人校長。 教育人間塾でもお会いしていて、魅力を感じていた方だ。 そんな人の在り方をじっくり聞かせていただく機会。ありが…

見えぬものでもあるんだよ 

「みえぬけれども あるんだよ。みえぬ ものでも あるんだよ。」 金子みすずの「ほしとたんぽぽ」中で自分がとても好きな部分。 この意味を頭ではなく、心から実感できた時すべては変わり始めるのだろう。 我々は皆イメージの中に生きている。 自身の中で強く…

記念か…

本日は終戦記念日。 戦争を知らない我々にとっては「記念」という言葉に抵抗はない。 しかし、あの当時に自分が生きていたら本当に「記念」と呼ぶことができただろうか? 8月15日を「記念日」と呼ばれるようになったのはいつからなのだろうか?「あなたと…

「学校」が求める力と「社会」が求める力のズレ

ある調査を目にした。 企業が採用選考時にもっとも重視する能力とはという調査。 1位は「コミュニケーション能力」 2位は「主体性」 3位は「チャレンジ精神」だそうだ。 社会に出たら真っ先に求められるこれらの能力を学校教育が全力で育てようとしている…

プラスマイナス10歳を意識する。

自分のセカンドステージをイメージする。 さらに広く。 さらに深い場所。 常に年齢はマイナス10歳。 何でもこれからという気持ちが沸き起こる。 そして謙虚であれ、と思える。 取り入れる情報はプラス10歳。 10歳上の方々と同じ視野で物事を見て、高い…

「ほめる」の先にあるもの

「ほめる」という行為の先に「認める」という行為がある。 「ほめる」ことも「認める」ことも、目的は子ども達を成長させるということ。 子ども達と出会ったばかりで信頼関係が構築できていない状況において「ほめる」という行為はとても重要な意味をもつ。 …

思考のメモ

・三学年が同じクラス。 それぞれが互いの様子を感じながら行われる授業。 自分が学ぶ先にあるのかを常に肌で感じられる。 ・教科書レベルは遅くても半年で終える。 発展的な課題をとことん学び合う時間を確保する。・委員会、クラブは自分達が創る。教師は…

真の「恐れ」とは?

人生のゴール地点は「死」である。 「死」というゴール地点を意識できるようになった時、「生」が見えてくる。 人は日々数々の「恐れ」を胸に抱いて生きている。 「○○になったらどうしよう」 「○○と思われたらどうしよう」…。 恐れは恐れを生み出し続け、不…

覚悟

「きれいごと」「建前」と言われているものに真っ向勝負をかける。 自分が日々行っている授業の中で、子ども達にどのような力をつけているのかを明確に語ることができるか? 日々の授業と子ども達が成長していくイメージを繋げることができているか? それが…

「思考停止」が生み出すもの

授業中に「思考停止」の時間が多ければ多いほど、子ども達の学びは腐っていく。 「思考停止」は子ども達を学びから逃走させる。 その状態は学びへの反抗を生み出していく。 教師はクラス・学年・学校の学びの状態をしっかり見抜く必要がある。 成績はそれほ…

教師が成長していくためには。

教師は常に孤独である。 確かに同僚はいる。 しかし教室においては常に教師自身が判断し、自己の責任において教育活動を行っていかねばならない。 「目的をもち、人と協力しながらチームとして歩む」 そんな人としての在り方を語らねばならない職業のはずな…

まだ授業にはのせない

授業において「ICTの活用」という言葉をよく耳にする。 確かにICTの活用は子ども達の学習を大きく発展させる可能性を秘めている。しかし自分はそれを積極的に導入しようとは思えない。 なぜならば、「ICT」というのは最終的にそぎ落とされるものだ…

ご指導

研究授業の指導を聞いていると2つのタイプの指導が存在するなと感じる。 1つ目は足りない所をあれこれとあげつらうご指導。 いわゆる厳しいご指導。 2つ目はこまごまとした良い所をあげてほめて励まして終わるご指導。 いわゆる優しいご指導。 人間は「ほ…

奥底に流れているものを抽出する

坂内(tontan)先生の記事を読んで自分も思う所があったので…。 以前教師には「捨てる力」「削ぎ落とす力」が必要だ。と書いた。 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/?word=%2A%5B%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%8A%9B%5D 「テクニック」は手段にしか過…

削ぎ落とした自分であり続けられるか?

坂内(tontan)先生の記事より ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一方ある程度の経験を積んだ教師はこのテクニックを一旦全て捨て去ることをお勧めします。これはものすごく「怖い」ことです。だってそれはまるで…