2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

だからこそ問う

自分はどんな人になりたいのか? 自分はどんな人生を歩みたいのか? 理想の自分になることで自分は周りの人をどのように変えていきたいのか? 小学生にそんなことを問うのは早すぎる? 私はそんなことはないと思う。 日々自分自身に問い続けていたって、「志…

原稿用紙に見える成長

「先生!原稿用紙ください!」「先生!こっちもお願いします!」 そんな声が響く教室。国語の時間である。 本日の課題は教科書の物語「のどがかわいた」の「主題」を探ること。 国語は4月の一番初めの時間から、原稿用紙へのまとめを行ってきた。 初めは数…

安心して学び続けられる教室

「この時間が終わった時に、だれに聞いても自信をもって説明できるようになろう。」 日々そんな声をかけ続けている。 なかなか一歩を踏み出せない子もいる。 しかし必ずできるようになる。 子ども達が主体性をもって学ぶ。 そのために必要なことは、あきらめ…

教えるのは損?

「勉強が得意な人は、人に説明することでより賢くなれる。」 前号でそのように書いた。 でもよくこんな質問を受けることがある。 「得意な人は人に勉強を教えてばかりで『損』をしているのでは?」と。 それに対するおもしろい記事を見つけた。 これはアメリ…

掃除の嬉しい出来事

「先生!すっごくきれいになりました!理科室にきてください!」 そうじの時間、男の子が私を呼びにきた。 「どれどれ…」 理科室へ行ってみると、たくさんの人がせっせと洗い場をこすっている。 手には「激おちくん」(わかります?水をつけてこすると汚れが…

自主学習始めます

今週から「自主学習」を始めたいと思っております。 なぜ「自主学習」をする必要があるのか? それは学級経営方針として常に子ども達に話し続けていることに大きく関わります。 子ども達をどんな大人へと育てていきたいのか? それはもちろん「自立」した大…

参観ありがとうございました

保護者のみなさま。 昨日は学習参観から学級懇談会まで、ありがとうございました。 やっぱり顔を見てお話するって大切なことですね。 文面では伝えにくい細かい部分をお伝えできたこと、嬉しく思いました。 クラスを創っていく、最終目的地は「子ども達の自…

伝え続ける力

「子ども達を自立へと導いていきたい」 これが私の心の根にある考え方です。 では「自立」とはどのように導けばいいものなのでしょうか? 今までずっと考えてきました。 そもそも「自立」とは1人ですべて完璧にやり抜くことではありません。 そんな完璧な人…

伝え続ける力

社会の時間。今勉強している所は3つ。 ?六大陸と三海洋 ?主な国々の名称と位置 ?世界の中における日本の位置 子ども達に常々話していること。それは 授業が始まった瞬間から「よ〜いドン!」と走り出せるようにしてくること。 「よ〜いドン!」とは何か?そ…

いじめ

「先生がこの世で一番嫌いなものってなんだかわかるかい?」 この一言から始まった。 答えは「いじめ」である。 私自身もいじめられた経験がある。 「いじめ」は人の尊厳を根本からズタズタにする最低の行為だ。 しかし、立ち止まって考えてみる。 誰もが「…

終わりを感じる力

子ども達の目的は「過程」。 大人の目的は「結果」。 「過程」と「結果」 どちらも大切なこと。 しかし、いつまでも「過程」に縛られていてはいけない。 「過程」を大切にしながらも「結果」を追い求める。 それを口先でなく、背中で子ども達に示せるか? 先…

考え、問う力

自分の頭で考えない者が行う「アウトプット」に価値は生まれない。 「教えて」と言えることは大切。しかし、「教えて」という先に何を見ているのか? そこが重要になる。 「教えて」と言えることは通過点に過ぎない。 大事なことはもっと奥にある。 自分が考…

引きずり込む力

何をもって『学び合』っていると言えるのか? 「目が輝いていた」 「懸命に説明していた」 そのような子どもの「姿」で話を語っても何の意味もない。 「できる」とはそんなに簡単なことではない。 そもそも「できる」とは何だ? 結局すべては「目的」次第。 …

無を感じる力

「無意識」を「意識」できるか? 「無意識」で行っていることが人の価値を決める。 「意識」を超えろ。 「方法」を漁るな。 「やり方」にとらわれるな。 「実践」に縛られるな。 「無意識」を「意識化」して、それをまた「無意識」に落とし込んでいく。 感覚…

問い続ける力

「個」を育てるために「集団」を育てる。 「集団」はあくまで手段でしかない。 「集団」を見る。 そこで何が起きているのか。 何が上手くいっているのか。 まずい所はどこか。 それらを瞬時に看取れ。 それが看取れないのに「集団」に任せるのは危険。 腐り…

線を引く力

子どもの目線に下りることと、子どもに媚びることは全く違う。 子ども達に媚びる必要はない。 遠慮もいらない。 嬉しいと思ったら「ありがとう」と言えばいい。 カチンときたら「それは失礼だぞ」と言えばいい。 静かに諭すように。 教師の役割は好かれるこ…

抜く力

昨日は着任式、そして始業式。 新たな出会いの日。 「始まる」瞬間から「終わり」を思っている。 「出会い」と「別れ」が交じり合う不思議な感覚。 「終わり」があるから始められる。 「別れ」があるから本気になれる。 力みはいらない。 自分はそれ以上でも…

みんな「問題児」

出会いの一日。ある子が言った。 「先生。あの子問題児なんだよ。」 これはクラスにとってすごく大切なことだ。 即座に全体に問いかける。 「ねぇ。みんな。問題って何?」 「問題」って何だ? どこからどこまでが「問題」でどこからが「問題」じゃないんだ…

100点なんてない

初めから完璧な答えなんてあるわけない。 答えは創りあげるもの。 漠然とした不安に惑わされるな。 初めから100点の答えなどない。 大切なのはどんな状況に陥っても、しっかり見つめ、耳をすまし、自分が答えを出すこと。 そしてその答えを自らの手で100点に…

「無」へと歩む

どんな取り組みも1つの「技術」に過ぎない。 一流の教師は「技術」を無意識に繰り出す。 三流の教師は「技術」に縛られる。 「技術」は人を一定の所まで引き上げてくれる。 しかし、その「技術」への過信、盲信が身を縛り始める。 次のステージには進めない…

「誰でもできる」なんてない

教育の質はすべて「人」で決まる。 どんなに素晴らしい理論を語り、素晴らしいシステムを敷いても、 結局上手くいくかは「人」でしかない。 それを理解して理論を語るのか、知らずに語るのかは、天地の差がある。 どんな方法でも上手くいく人もいる。 どんな…

振りかざさない

「心」の伴わない「技術」ほど人を傷つけるものはない。 教師は「技術」に「心」を吹き込めているかを日々自問自答しなければならない。 なぜその「技術」が生まれたのか? その奥底に流れている「心」を探ることなく技術をふりかざすな。 皆が見過ごしてし…

1つだけ

子ども達との出会いが近づいている。 「黄金の三日間」という言葉に聞かれるように、子ども達との出会いは大切。 多くの教師はこの期間にどんなことをするかに頭を悩ませる。 「あれも伝えたい」 「これも伝えたい」… 思いばかりが膨らんでいく。 この思考に…

志をもつ

自分には何ができる? 自分の「夢」を通して、周りの人達をどう幸せにしていくのか? 「夢」に「公」(おおやけ)を足したもの。 それが「志」。 自分の「志」はなんだ? 自分の中の「公」(おおやけ)をさらに広げていきたい。 さらに深めていきたい。 しか…