2012-01-01から1年間の記事一覧

どれを取り入れる?

あれも大事。これも大事。この世の中にはあらゆるノウハウ。ハウトゥーがあふれています。でもどれをやればいいの? そんなことに迷うことはありませんか? 今日はそれについて書きたいと思います。 必要なものを選び抜く力がつけば、世の中にあふれている「…

メインテーマ決定

先日こんな話を聞きました。「知識は行動することで知恵へと変わる」どんなに素晴らしい知識も、聞いて学んだだけではたんなる「知識」でしかありません。 大切なのは、それを行動に落とし込んでいくこと。行動に落とし込むことで「知識」は自分に刻まれ、「…

継続・反復

思考のメモそれは「継続すること」「反復すること」の二つだろう。「知識を行動することで知恵になる。」知識を得るのはたやすい。しかし、それを行動へと繋げていかなければ子ども達の学びを深めていくのは難しい。 知識をいかに子ども達自身に刻んでいくか…

「強制」は「自主性」をうむ

昔、中学校でサッカー部の顧問をしていた時のことです。 私には尊敬するサッカー部の先生がいました。その方は高校のサッカー部の監督で、県の中でも必ず上位にくいこむほどの力のある監督でした。サッカー経験などなかった自分はその方のもとに何度も通って…

全力で学ぶから楽しくなる。

どうすれば子ども達が本気で学ぶのか? こんな議論をよく耳にする。 そこで話題にあがること。 それは 「いかに子ども達に興味・関心を抱かせる課題(もの)を準備するか?」 「いかに子ども達の興味・関心を持続させられるような話術を磨くか?」 「いかに…

いかにして学びの評価を日常的に行うか?

授業において「教える場」と「考えさせる場」をいかに設定していくか? これは大切なこと。 教えるべきことはきちんと教えていく。考えさせるべきことはきちんと考えさせていく。 しかし、「教える場」と「考えさせる場」を設定するだけでは十分ではない。 …

「狭く・濃く」を目指す

我々の会の強みは学びが形になること。 そしてそれが積み重なっていくことです。 話し合いをして、なんとなく終わってしまうような授業では子ども達の力を伸ばしきれません。本当に自分がわかっているのか?自分は何がわかっていないのか?それらを、書くこ…

「求める」からこそ「認める」ことができる

「もっと!」これは我々の「学び続ける子どもの会」で大切にされている言葉である。 教師にしかできないこと。それは「もっとだ!」とさらに上を指し示し続けることであろう。「もっとだ!」と求め続けていく。そのためには教師自身の口から発する言葉を大切…

褒めるな、認めろ

教師の役割。 できていないことは「できていない」としっから伝えること。 伸びている所は「伸びたな」と本気で認めること。 できていないものは「できていない」「これではだめだ」とはっきり伝える。 伸びている所は「伸びている」「できている」と率直に…

子ども達の評価は貫き続けた後についてくるもの

「教師(私)のことを子ども達がどう思っているか?」そんな問いはしない。 「自身が子ども達の成長を想えているか?」これは己に常に問う。 教師に「好意をもってくれている」「頼ってくれる」「好きといってくれる」。 確かにそれは自身のモチベーションを…

15分アウトプットによって見えてくるもの

授業の終わりの「15分アウトプット」 これによって、授業の良し悪し、子ども達の育ちが見えてきます。 子ども達の育ちは全部で四段階あると考えます。少しまとめてみます。 (第一段階)ほとんどの子ども達の書く手が止まっている。これは授業の中で子ども…

よろしくお願いいたします。

札幌市で小学校教員をしております。「furu-t」(ふるてぃ)と申します。 平成23年度まで福島県郡山市で小学校教員をしておりました。 中学校国語教師として採用され4年間。 その後、小中の9年間の学びを見通せるようになりたいとの願いをもち、小中連携…

復習→予習→学校での学び→復習→予習…

学校での学びと家庭での学びをいかに繋げていくか? これは多くの教師の頭を悩ませている問題だろう。 学校だけでなく家庭においても学びに向き合ってほしい。 そんな願いが教師の胸には常にある。 しかし、子ども達は家庭ではなかなか学びに向かおうとはし…

型の融合

学びのサポーターの先生との何気ない会話。その会話から多くのことを学ばされることが多い。先日は、「型」を示すことの重要さ。そしてその危険性についての話題となった。 今、自分のクラスでは説明文や読書感想文、レポート作成で「型」を示し、それを日々…

「繋げる」から「繋がる」に

「各教科の連携・融合による学習の深化」これは学び続ける子どもの会の柱の一つである。「書く」という活動を基盤として、すべての教科での学びを融合させていく。 気をつけなくてはいけないのは、「融合」という言葉のニュアンスである。 「融合させる」と…

ここがスタートライン。

これが現段階のクロスカリキュラムの成果です。 このレポートは 理科「ふりこ」の単元。実験とまとめを含めて7時間。 そして国語「グラフと表を引用して書こう」5時間です。 「ふりこ」の単元。 子ども達は45分の中で「実験準備」、「実験」、「15分の…

なぜ「書く」のか?

「書く」という活動は子ども達に敬遠されることが多い。 そのためになんとか書くことに対する敷居を下げて、書くことに親しませようという取り組みが多く見られる。 「嫌なもの=敷居を下げなければ書けない」という構図を取り払うことができれば子ども達の…

ようこそ。

こちらにおいでくださった皆様ありがとうございます。「学び続ける」 そのためには教育というものはどうあればよいのか? それを日々追い求めてきました。 「子ども達が学び続けられる」ために何が必要なのか? たくさんの方々と言葉を交わしていくうちにそ…

どうやって質の高い学び合いを成立させていくのか?

「書くことで子ども達を育てる」 この取り組みを持続させていくためには、どうすればいいのか? ただ書かせただけでは、子ども達はつらくて悲鳴を上げるでしょう。 「書いてみたい」、「自分は書ける」。 そんな感覚を子ども達に刻んでいかねばなりません。 …

踏み出すことで変えていく

踏み出します。http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20121103 子ども達が「学び続ける」ために必要なことはなんなのか? それを成立させるために必要なパーツを模索してきました。 常に坂内さんとの会話で話されていたこと。 それは「教師の理念」です。 「理念」…

授業を見る「ものさし」

本日は開校記念日。 いい天気だ。素敵な一日になりそうだ。 昨日、ある学校の授業研究会に参加させていただいた。 そこで授業参観をしている時、自分の頭を常にかけめぐっていた疑問。 それは、 「良い授業とは何か?」 という疑問である。 一人一人、もって…

良い授業とは?15分理論

以下に書くことは『学び合い』グループの中で学ぶ方にとって「?」と感じることもあるかと思う。 課題を確認して、子ども達にダイナミックに任せる。 しかし、それが周囲の方々になかなか理解されない。という人もいるだろう。 その状況を打破するために私は…

「対話」と「自己」の往復

子ども達(人)を成長させるために必要なことは何か? 人が成長することができる場というのはどのような場なのか? 「成長」するために必要な要素。 それを常に考えている。 こんな発問をすればよい。 こんな課題を設定すればよい。 そのような「テクニック…

「自由」とは何か?それを学ぶために「自由」にはしない。

子ども達に「自由」を与えれば、子ども達は学ぶようになるか? その答えは「NO」であろう。 自由の中でも学び続けることができる子ども達も一握りはいるかもしれない。 しかし大半はそうではない。 自由の中でも子ども達が積極的に学び続けるのであれば学…

「いかに教えるか?」から「いかに学ぶか?」へ

「教室をアウトプットの場にしていく」 これは自分が日々心に留めていることだ。 これを本気で追い求めようと腹を決める。 すると、自分の日々の授業の中、語りの中の足りない所が浮かび上がってくる。 45分の授業。そのすべての時間を全速力で駆け抜ける…

問われる真価

昨日は学校公開日でした。 地域の方々、保護者の方々が自由に学校内を見学し、授業を参観します。 今年度はじめての土曜の参観日。 こういういつもと違う雰囲気の時こそ子ども達がどれぐらい育っているのか感じることができます。 休みの日の授業。たくさん…

やる気があるから学ぶの?

「やる気がないと、この授業はついていけないね。」 昨日の学校公開日。 参観されている方からそんな声が聞こえてきた。 昨日の授業だけを切り取って参観したら確かにそのように思うだろう。 子ども達が自分で疑問をもち、その解決に向けて積極的に学び合う…

子ども達からあふれる言葉

「今日の発見」という自主学習をしている子がいる。 その日に考えたこと。思ったこと。見つけ出したことなどを文章にしているのだ。 その発見の質が非常に深く、いつも楽しく読ませてもらっている。 今回の発見は「見える成長」について。 〈自主学習ノート …

あなたの「ゴール」は?

自分が目指すゴールを定める。 これは自分がぶれていないか振り返る一つの指針となる。 どんな時もこのゴールを見据える。すると自分が今取るべき行動が浮かび上がってくる。 自分自身のゴールを定める。 すると周りの人達がどんな道を選ぼうと流されること…

お手伝いをするとおこづかいがもらえる。それって?

家庭科で「家庭の仕事を分担し、家族の力になる」単元がある。 自分で何を手伝うか決め、それを続ける。 「お手伝いをする」 そのようにただ宿題を出しても、子ども達にとってイベントで終わってしまう。 学ぶ時に大切なこと。 それは「宿題をしっかりやる」…