削ぎ落とす力

阪本啓一さんとの再会

昨日は阪本啓一さんのセミナーに参加させていただいた。 阪本さんとは福島で勤務していた時以来、2年半ぶりの再会。 阪本さんのブログ http://www.kei-sakamoto.jp/archives/2264 今回のセミナーのテーマは 「たった1人を確実に振り向かせると、100万人…

わくわくする学校

http://toyokeizai.net/articles/-/14609 の記事を受けて。 「教えない」ことが我が校の教育スタイルである。 この記事を読んで、この教育の世界で何かがゆっくり変わり始めていることを感じた。 「教えない」 これを自分の学校の教育スタイルであるなどと、…

弱いから強い

「こどもたちの自立」 これが私が学級経営を行う際に一番大切にしている言葉です。 しかし「自立」といっても難しいものです。 自立とは、すべて自分ひとりでできるようになることではありません。 この世の中ですべて自分の力で生きている人などいません。 …

どれを取り入れる?

あれも大事。これも大事。この世の中にはあらゆるノウハウ。ハウトゥーがあふれています。でもどれをやればいいの? そんなことに迷うことはありませんか? 今日はそれについて書きたいと思います。 必要なものを選び抜く力がつけば、世の中にあふれている「…

「ええ〜!?」

「◯◯するぞ。」 「こうしよう。」 このような自分の発言に対して子ども達が 「えぇ〜!?」 という。 この声が子ども達の口から聞こえるうちはまだまだだと考えている。 子ども達の中にそれを行う価値観が刻まれていない証だから。 子ども達が「えぇ〜!?」…

二兎追うものは一兎をも得ず

2つ以上のことを並行して行えるようになりたい。 自分は常にそう考えてきた。 しかし、それはかなり難しいことだ。 朝、子ども達が数名寄ってくる。 提出物を出す子、体調不良を訴える子、質問にくる子…。 子ども達の声に耳を傾けながら、目は学級全体を追…

教えずに教える。教わらずに教わる。

教える育てる。それが「教育」。 しかし、そもそも「教える」とは何か? 教えて相手が育つこともあるだろう。 あえて教えず見守ることで相手が成長することもある。 「教える」の意味はとてつもなく広く、深い。 教えるべきことはしっかりと教える。 学び合…

実るほど…

「この人は何かが違う…」 言葉を交わした瞬間にそんなオーラを感じる人に今までたくさん出会ってきた。 そのオーラはどこから生み出されているのか。 ふとそんなことを考える。 今まで出会った数多くのオーラをまとった方々を思い浮かべる。 彼らに共通して…

授業は「共同創作」

授業とは教師と子ども達と共同で創られるものである。 「子ども達を信じて任せる」と口にしていても、この「共同創作」の意識は常に持ち続けていたい。そうすればどんな状況に陥ってもぶれることはない。 「授業は教師と子ども達と共同で創りあげるものであ…

「ほめる」の先にあるもの

「ほめる」という行為の先に「認める」という行為がある。 「ほめる」ことも「認める」ことも、目的は子ども達を成長させるということ。 子ども達と出会ったばかりで信頼関係が構築できていない状況において「ほめる」という行為はとても重要な意味をもつ。 …

まだ授業にはのせない

授業において「ICTの活用」という言葉をよく耳にする。 確かにICTの活用は子ども達の学習を大きく発展させる可能性を秘めている。しかし自分はそれを積極的に導入しようとは思えない。 なぜならば、「ICT」というのは最終的にそぎ落とされるものだ…

奥底に流れているものを抽出する

坂内(tontan)先生の記事を読んで自分も思う所があったので…。 以前教師には「捨てる力」「削ぎ落とす力」が必要だ。と書いた。 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/?word=%2A%5B%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%8A%9B%5D 「テクニック」は手段にしか過…

1つだけ

子ども達との出会いが近づいている。 「黄金の三日間」という言葉に聞かれるように、子ども達との出会いは大切。 多くの教師はこの期間にどんなことをするかに頭を悩ませる。 「あれも伝えたい」 「これも伝えたい」… 思いばかりが膨らんでいく。 この思考に…