わくわくする学校

http://toyokeizai.net/articles/-/14609
の記事を受けて。



「教えない」ことが我が校の教育スタイルである。



この記事を読んで、この教育の世界で何かがゆっくり変わり始めていることを感じた。
「教えない」
これを自分の学校の教育スタイルであるなどと、一昔前では誰も口にできなかったのではないだろうか?
いかに上手に教えるか?
これを前面に押し出して、自分の学校のよさをアピールするのが「常識」だった世界に新たな風が吹き始めている。



少しずつ少しずつではあるが時代は変わり始めている。
「足し算の教育」から「引き算の教育」へと。



「あれも大事」「これも大事」
という足し算を続けていても、子どもたちを伸ばしきることは難しい。
「これだけは」
というものを選び抜き、それだけを磨く。
「引き算の教育」が必要になってくるのだ。



<引用>
「授業でこちらから教え込んでしまうと、自ら考えることをしなくなる。『わからないならば、もう一度詰め込む』ではなく『わからないなら、どこがわからないか』を考える時間が必要なのです。それを自習時間に立ち止まって復習、予習、または友達と学び合うことで、学んだことを反芻できる」
<引用終わり>



常識を打ち破り、一つ上の場所から物事を眺める。
そういう実践を見ると、わくわくしてくる。
子どもたちが自ら学ぶその想いを掘り起こし、繋げていく。
まさに自分がやりたい教育があちらこちらで生まれ始めている。



公教育にこの理念が下りてくるのはまだまだ先かもしれない。
でも、その時を感じながら、実践を磨いていきたい。
そう感じさせてくれる記事だった。