まずは「遠くにある目的」

夏休みに初任者の方にお話をする機会をいただいた。
うれしい反面、責任重大。
まだまだ未熟な自分が若い先生方に伝えられることって何なんだろう?
そんなことを考え始める。

若い教師が成長していくために必要不可欠なことは何か?
そう問われたらどう答えるかな?

いろいろ考えたけどやっぱり答えは
「目的を意識すること」なんだと思う。

自分は何を目指して日々教壇に立ち続けているのか?
それがしっかりと見えているかどうかで、選択する言葉、行動は変わってくるんじゃないかな?

自分の初任の頃を思い出す。
正直、毎日目の前のことばかりに追われていて、「目的」に目を向ける余裕なんてなかった。
いつの間にか「日々をこなすこと」が「目的」になっていたような気がする。

自分が大きく成長できたのは、坂内さんや高橋さんと「目的」を語り合うようになってから。
見える、見えないを抜きにして、自分が向かう先に何があるのかを意識するようになってから、少しずつ自分の在り方が定まり始めたように思える。

「目標」を辿って、辿って、辿って、奥の奥にある「目的」。
見えるか見えないかは別にして、そこに目を向けようと意識するか否かが大切なんだろう。

悩みを相談し合う場も大切。
でも、もっと大切なのは自分がどこに向かっていきたいのかを共有し合う場、なのかもしれない。
そんな場を提供できたらいいな。