2013-01-01から1年間の記事一覧

今年も一年ありがとうございました。

そろそろ一年が終わろうとしています。 今年も一年いろいろなことがありました。 今年は自分自身と徹底的に向き合う(向き合わされる?)一年でした。 その中で得た多くの気づき。 これはこれからも生きていくうえで大切な土台となるような気がします。 考え…

起立!

「起立!」 大きな声で号令をかける。しかし、誰も立たない。 きょとんとした顔で自分を見ている。 「おい・・・。ちゃんと聞いているのか?」 もう一度いう。 「起立!」 それでも誰も動かない。も・・・もしかして? 「みんな。立ちましょう。」 スッと全員が立…

「存在」の肯定

昨日「子どもの姿を語る会」の忘年会に出席した。 いろいろな人と話をすることは大切だ。 自分が今まで繋がっていながったことが、スッと繋がる瞬間に出会える。 昨日もそんな瞬間があった。 学びのメモである。 子どもたちがどんな時も主体的に学び続けてい…

人生はオセロゲーム

この世を生きることは「オセロゲーム」に似ている。 事実は駒として自分のもとに続々とやってくる。 やってきた事実を白としておくか、黒としておくか? それはすべて自分で決められる。 心の盤上に白が敷き詰められている人。 これがポジティブな人。 逆に…

情熱をもって冷静に

一年生の子どもたちは純粋だ。 彼らは自分と他人とを隔てる境界線がとても薄いのだ。 人の成功を自分のことのように喜び、人の悲しみを自分のことのように受け止める。 すべては一つ。 この感覚は自分には思い出せない・・・。 私自身がとっくに忘れ去ってしま…

幸福論

「わたしは子どもたちに『幸せ』を感じられるような人生を歩んでほしいんだ」 誰かと対話している時、そんな目的を語る人と何度か出会ったことがあります。 「素敵な目的ですね。」 と話しつつも、「幸せ」という言葉を目的に据えることができない自分自身に…

見えるから見えなくなるもの。見えないからこそ見えるもの。

今年は一年生を担任させていただいている。 子どもたちはいつも本気だ。 どんなことも全力。 自分自身もかつてはそうだったのかな? 共に時間を共有していると自分が過去に置き忘れたものを思い出させてくれる。 ふと思う。 子どもたちはいつから本気を出す…

引っ張り上げる教師 押し上げる教師

今年一年生を担任していて気づいたこと。 それは「子どもを成長させる方法には2つのタイプがある」ということ。 1つ目は「引っ張り上げる」タイプ 2つ目は「押しあげる」タイプ 「引っ張り上げる」タイプの教師は「ここまでこい!」とひたすら信じて待つ…

善も悪も存在しない

人生そのものには目的も意味も価値も存在しない。 それを理解したうえで、いかに自ら目的や意味や価値を創造していくか? そこが大切なのだろう。 人は皆、誰もが「孤独」である。 一人で生まれ、一人で死んでいく。 一人一人背負う運命も異なる。 どんなに…

「3つの場の設定」

「考える場」「表現する場」「評価する(される)場」 この3つの場を積み重ねていくことで人は成長していく。 いかにしてこの3つの場を45分という授業時間の中に日常的に組み込んでいくか? それをぼんやりと考え始めている。 1、「考える場」とは? 人…

先生ありがとう。

昨日の授業のことである。 一生懸命学んでいた子どもたちの一人がいきなりこんなことを言い出した。 「ぼく、前まで勉強がすきじゃなかったけど、すごく勉強がすきになったんだ。先生のおかげだよ。先生ありがとう。」 正直びっくりした。 「そんなことない…

足りないのは経験

人は誰もが自分の尺度で物事を見ています。 何かをスケッチする時、どの方向からスケッチするかによって描くものが変わります。 出来上がったスケッチはどれもが正しい。 しかし、各々にとっては自分以外のスケッチはどれもが間違っていると言えるでしょう。…

「目的」とは存在するのか?

人が学び続けるためには「目的」が必要不可欠。 そう考えていた。 しかし、この「目的」という言葉の意味はもう少し考えていかねばならない気がしている。 自分の中で問いが生まれている。 それは 目的とは「未来」に存在するものなのか? それとも「現在」…

変化のある繰り返し

TOSSは運動体として様々な疑問を持たれる方もいる。 しかし、授業や子どもたちの学びの原理原則を学ぶ上では大切な考え方をいくつも投げかけていると思う。 「変化のある繰り返し」 という言葉がある。 この言葉は一斉学習を行ううえでも、協同学習を行…

いばるな。でもなめられるな。

教師として子どもたちと向かい合う。 その時に必要となるものが「厳しさ」であり、「優しさ」であろう。 どちらが大切か?という不毛な二項対立にはもちこまない。 どちらも大切なのだ。 今までの教員人生の中で痛感したこと。 それは「優しさ」と「厳しさ」…

「悟り」とは「鎖取り」

「悩み」の正体。 それは自分で生み出した「マイナスの思考」だ。 悩みは外からやってくるものではない。 悩みは中からわいてくるもの。 外からやってくるのは単なる「事実」に過ぎない。 それをどのように解釈し、どのような感情を用いて捉えていくか? ど…

過去を変えていく眼

自分を含めて、人が学び続けていくためには、 「物事をプラスに捉える眼」が必要となってきます。 「物事をプラスに捉える眼」とは「自己肯定感」や「ポジティブシンキング」など、様々な言葉で言い換えられます。 目の前に起きた出来事をいかにプラスの出来…

あきらめることにします。

苦しみからいかに逃れることができるか? 誰しもそれを考える。 しかし、 「苦しみからは逃れることができない」 ということを前向きに捉えることができた時悟りが生まれる。 この「前向きに」という所が大切。 「苦しみからは逃れられない」 この言葉は誰も…

呪われた目的

「目的」をもつこと。 それが人を成長させていくために必要不可欠なことである。 以前からそう考えてきました。 しかし、最近その考え方にかすかな修正を加える必要があることを感じています。 これは私が大切にしている言葉「学び続ける」という言葉にも影…

「経験」は「力」へと変わる

「力が足りないな。」 自分自身に対してずっとそのように感じてきました。 しかし、今日妻と話をしていて、様々なことが見えてきました。 「本当に足りないのは力ではない。足りないのは経験だ。」と。 「力」とは何でしょう? 誰もが始めは力足らずです。 …

繋がりを断つ言葉

結局は人の心のなのだ。 以前からぼんやりと考えていたことですが、最近強くそう思います。 「やるのがあたりまえ」 「やってもらってあたりまえ」 そのような関係に成り下がってしまったとき、「心」というものは少しずつ削がれていくのだと思います。 トラ…

様々な学びをいただきました。

先日、「THE教師力〜若手教師編」の本が届いた。 http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-097227-2 このような企画に参加する機会いただけたこと。 本当にありがたく思います。 この原稿は自分に様々なことを考えさせてくれました。 「教師力とは何か?…

再チャレンジ

先日、ウサギのえさやり当番のため、学校のウサギ小屋にでかけました。 ウサギにえさをやり、水をくもうと水道へ向かおうと小屋を出ると。 「!!!」 目の前に巨大な蜘蛛(クモ)の巣! そして、真ん中にはその主にふさわしい巨大な蜘蛛が! ギョッとしまし…

「思考」という暴れ馬を乗りこなす

多くの人にとって意味不明のメモになると思います。 しかし、これが私がこの夏に得たものです。 思考のメモとして。 「思考」はかなりやっかいなものだということに気づき始めている。 「思考は現実化する」というが、それは「思考」という暴れ馬を理解し、…

在り方を磨く場を

「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれる。」 松下村塾の設立者、吉田松陰が語った言葉である。 教師に与えられた役割は、知識のもっと根底にある「志」を刻むことなのだろう。 で…

まだまだですね。

昨日で1学期が終わりました。 私は今、自分を恥じています。 自分の教育観が「疑い」から始まっていたことに気づいてしまったのです。 勉強=嫌なもの この構図を崩す。 呼吸をするかのごとく学ぶ子どもを育てたい。 ずっとそう思ってきました。 しかし、こ…

阪本啓一さんとの再会

昨日は阪本啓一さんのセミナーに参加させていただいた。 阪本さんとは福島で勤務していた時以来、2年半ぶりの再会。 阪本さんのブログ http://www.kei-sakamoto.jp/archives/2264 今回のセミナーのテーマは 「たった1人を確実に振り向かせると、100万人…

わくわくする学校

http://toyokeizai.net/articles/-/14609 の記事を受けて。 「教えない」ことが我が校の教育スタイルである。 この記事を読んで、この教育の世界で何かがゆっくり変わり始めていることを感じた。 「教えない」 これを自分の学校の教育スタイルであるなどと、…

悩みはチャンス

坂内さんの記事を受けて http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20130704 私も少々軌道修正をかけようと考えているところでした。 「こんな子どもたちを育てたい」 「こんな教室を創りたい」 常に自分の中にイメージがあります。 しかし、そのイメージが強ければ強…

不安と生きるか?理想と死ぬか?

思考のメモ。 いかに生きるか? 今までそのように考えてきた。 自分がすべきことは? 自分が突き進むべき道は? 自分が突き詰めるべきものは?そう問い続けてきた。 しかし、生きることが苦しくなることが多々あった。 「いかに生きるか」と突き詰めていくう…