2013-01-01から1年間の記事一覧

弱いから強い

「こどもたちの自立」 これが私が学級経営を行う際に一番大切にしている言葉です。 しかし「自立」といっても難しいものです。 自立とは、すべて自分ひとりでできるようになることではありません。 この世の中ですべて自分の力で生きている人などいません。 …

道はいつも開かれている

道はすべての人の前に開かれている。 そう思います 現在、悩んでいる人の前にも。 現在、つらくて立ち止まっている人の前にも。 開かれている道を見えなくしているもの。 それは「不安」「恐れ」「怒り」「焦り」です。 それが心にうずまいていると目の前の…

心が開いている教室

ゆるくつながっている。 4月からこの状態を目指して学級創りをしています。 ゆるくつながっている状態とは? それはすべてのこどもたちの心が「開いている」状態のことです。 心が開いている状態とはどんな状態か? それは、 「わからないんだ。教えて。」…

4号 「わからないこと」≠悪

運動会前のせわしない中でも、こどもたちはめきめきと力をつけています。 昨日の算数の時間のことです。たくさんの人が真剣に問題と向き合っていました。 嬉しかったことはたくさんの人が 「ねえねえ。わからないんだ。おしえて。」 と自然に声に出していた…

らしくあれ

新年度から、今まで、自分の中でずっと考えてきました。 どうあるべきなのか? どう進むべきなのか? 「焦ってはいけない。しかし満足をしてはいけない」 自分の中を何度も何度も往復して、答えを探してきました。 昨日、その答えが自然にストンと心の中に落…

学級通信発掘!

なぜ自分が「書く」ことにこだわるのか。 最近教室を整理していて見つかった昔の学級通信を読んでいてそれがわかった。 教員になって初めて担任した子は中学校二年生。社会人としても教師としても未熟だった自分。 ただがむしゃらに毎日を過ごしていた。 流…

目指すべき方向が見えた

先日、幼稚園の参観日があった。 以前にもレポートしたが、私の娘が通っている幼稚園は「モンテッソーリ教育」を行っている。 主任の先生をはじめ、そこで働くすべての先生が理念を共有し、素敵な空間を創りあげている。理念が軸に定まっているからこそ、こ…

一号 教師、保護者をチームに

保護者の皆様。こんにちは。 この学級通信では、クラスの様子。担任の学級経営方針。雑感など、様々なことを載せていきたいと思います。もし何か質問したいこと、困っていることなどがあったならば遠慮なくきいてくださいね。 よろしくお願いいたします。 さ…

2号 よいケンカ 悪いけんか

「ケンカをすることは悪いことではないんだよ。ケンカをすることで勉強になることもあるんだ。」 「でもね。ケンカには『よいケンカ』と『悪いケンカ』がある。そのみわけかた教えるよ。」 先日、ちょっとしたケンカがあった時、そんな言葉で話し始めました…

3号 わからないんだ。教えて。

こどもたちにかしこくなる魔法の言葉を教えました。 その言葉とは 「わからないんだ。教えて。」「こまっているんだ。助けて。」 という言葉です。 こどもたちを育てる上でいつも私が頭に描いていること。それは「自立」です。 前にも述べたかもしれませんが…

みんなに通じるものを

自分が 「みんなに通じること」 を追い求めていることに気づいた。 みんなに通じるものは何か? 「みんな」とはもちろん「みんな」。 こどもだって大人だって。 「furu-tの話って始め難しくてなんだかわからなかったんだよね。でも今ではそれがわかるように…

自分の色

坂内さんの記事を受けて。 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20130517 今回坂内さんと高橋さんと教育論文を作成して、心に感じたことがあります。 それは、自分の色です。 坂内さんはひらめきがあります。 何かと何かを繋げて、さらによいものを創り出す眼をも…

幸福は「意志」である

「仲間がいること」 私はこれが学び続けるために必要なことだと考えています。 どんな人も、1人ではくじけそうになってしまうものです。 「どうしても考えていると不安になってしまうんだよね。」 そんな言葉をよく聞きます。 しかし、それは逆だと思います…

過去は変えられる

「今の苦しみは、未来に自分を彩る最高の話題になる」 自分自身の経験を思い出して、最近このようなことを強く思います。 今の苦しみを「点」で捉えると、苦しみは苦しみでしかありません。 しかし、これを現在と未来の「線」として捉え始めるとものの見方が…

声を荒げて叱る

「許せないことをした時、子どもを怒鳴ってしまった・・・」 そのように思い悩む方がいます。 確かに怒鳴ることなく、冷静に語り、こどもたちに価値を刻むことができれば素晴らしいです。 しかし、いつもそんなことができるでしょうか? いつでも、冷静に心にス…

「いつでも・どこでも・だれとでも」

「学び続ける」 これは私の心の中に核としてある考え方です。 常に子どもたちに語ってきたこと。 それは 「いつでも・どこでも・だれとでも学び続けられるあなたであってほしい」 この考え方を強く心にもつようになったのは、震災の時のことです。 3月11…

「ほっ」とすることがスタートライン

ある方へのエールをこめて。心の成長は目には見えにくいものです。 たいていの場合はあとで振り返ってみると 「ああ。あれが自分を大きく成長させたな〜」 と感じるものです。そして、心を成長させるのはたいていの場合、苦しい出来事が多いものです。 なぜ…

実践が形になりました。

今年は自分にとって変革の年だと感じます。 今まで挑戦してきたこと、積み重ねてきたことが繋がり始めています。 自分がどんな時も目的として掲げてきた「学び続ける」ということ。 それをいかに自分の授業の中で体現していくかの道筋が見えてきたことが大き…

子どもの心に火をつけるために大切なこと

こどもたちの学びに火をつけるにはどうすればよいか? そんなことを常に考えます。 様々な試みを続けていく中で、子どもたちの心に学びの火をつけるために大切なことが見えてきました。 1つ目。ふたをしないこと。 こどもたちはやりたいという思いにあふれ…

「強制」の出口

「強制」と「自主性」 「一斉」と「協同」 一見矛盾しているものを繋げ、融合していける教師こそが「力のある教師」なのだと思う。 http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20121222 自分が常に抱き続けている目的。 それは「学び続ける」ということだ…

成長の三段階

最近見えてきたこと。 それは「成長には三段階のステップがある」ということ。 荒削りな論だが、思考のメモのために書き表しておこうと思う。 第一段階。 自分の核になる理念を探し求める段階。 自分が何を思い、何を目指し、何に向かって歩むべきかを模索す…

軸は「自分自身」

「周りの状況によって、○○ができるかは変わるよね。」 私も前はそのように思っていた。 何かを突き通せるか否か? それは 周りに仲間がいるか。 どんな上司か? どんな学校か? という自分の周りの環境に大きく左右されると。 しかし、最近そのような考え方…

「正しい道」ではなく「楽しい道」を

最近、ある方からお聴きした言葉で、私自身をグッと成長させた言葉があります。 それは 「正しい道ではなく、楽しい道を」 という言葉です。 以前の私は人とぶつかってばかりいました。 「こうあるべきだ」 「こうすべきだ」 「こうしなくてはならない」 「…

素敵な時間をいただけたことに感謝

「学び続ける子どもの育成を目指して」 というタイトルで教育人間塾において発表させていただきました。 自分が今まで歩んできた道を振り返りながら、試行錯誤した日々をかみしめるように発表させていただきました。 いつも思いますが、私は本当に周りの方々…

価値を心に刻む

「価値を心に刻む」 これは教師にとって最も大切な役割だと考えている。 何が大切なのか? 何を目指すのか? なぜそれをするのか? 最も根底にあることを何度も語るのだ。 「この子たちはまだ幼い。だからまだそんなことを語るのは早い。」 そのように思う方…

いよいよ来週です。

教育人間塾で発表させていただきます。http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20130327 「学び続ける」 これは私が日々歩む中で最も大切にしている言葉です。 「学び続ける子どもたちを育てたい」 常にこのように考えて日々子どもたちと接しています…

小中9年間を見通せる教員へと

今年度は私にとってチャレンジの一年になります。 今日は始業式。 今年度、私は小学校1年生の担任となりました。 昨年度は5年生担任でした。 5年生の1年間を共に過ごした子どもたちが新6年生として私の教室にお世話にきてくれるのです。 今日の入学式で…

「正しい」「正しくない」を超えて

「正しい」「正しくない」 これを論じることはほぼ無意味だと思う。 その人自身のものの見方、考え方、取り巻く環境によって「正しい」か「正しくない」かは変わってくるからだ。 しかし、多くの人は(もちろん自分も含めてである)「正しい」「正しくない」…

常識は突き崩すもの

相手のニーズにどう応えるか? この考えは確か大切だ。 相手のために何ができる? それを常に考えることは人として大切だろう。 しかし、「ニーズに応え続ければ道はひらけるか?」と聞かれれば答えは「NO」だろう。 なぜならば、人はイメージができる範囲で…

こどもたちの想いに蓋をしない

「パパ〜みて!」 4歳の娘が嬉しそうな顔でもってきた紙。 見ると「ドレミ・・・」と書かれています。 どうやらお気に入りの楽譜から音階を写したようです。 最近ひらがなが書けるようになった娘。 書けるのがうれしくてたまらないようです。「ひらがなを覚え…