「正しい道」ではなく「楽しい道」を

最近、ある方からお聴きした言葉で、私自身をグッと成長させた言葉があります。
それは



「正しい道ではなく、楽しい道を」



という言葉です。


以前の私は人とぶつかってばかりいました。



「こうあるべきだ」
「こうすべきだ」
「こうしなくてはならない」
「こうでなくてはならない」



このような感情が常に自分の中に渦巻いていました。
すると、不思議なことに周囲の方々とぶつかるのです。
そのために、多くの方々に嫌な想いをさせてきたと思います。


なぜ、そうなったのか?
それは常に「正しい道」ばかりを追い求めてきたからです。



「私はこれが正しいと思う」
このように言える価値観があることはすてきなことです。
しかし、この言葉は「それ以外は間違っている」というニュアンスを知らず知らずのうちにかもしだしてしまうのです。



以前にも書きましたが、「正しい」「正しくない」という線引きはすごくあいまいなものです。
http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20130407



知らず知らずうちに、なぜか周りの方々とぶつかる。
これは「正しい」を追い求めることで、それ以外の選択肢は「正しくない」という想いを胸に刻んでしまったからなのだと思います。



「正しい」ということを基準に物事を話し出すと、争いが生まれます。
こどもたちのケンカもそうです。


「僕が正しい」
「いや私が言っていることが正しい」

この言い合いの価値は薄いものです。




しかし、「楽しい」という言葉は違います。
「楽しい」という言葉を追い求めると、ものの見方、考え方がガラッと変わります。


「こうあるべきだ」
という「正しい道」を選ぶと、知らず知らずのうちに顔がゆがみます。
しかし、不思議なことに



「こうすると楽しい」
と考えると、顔が明るくなるのです。気持ちが軽くなるのです。




「楽しい道」の中にこそ「成長」があると思います。
知らず知らずのうちに、周囲とぶつかる。
そんな時はきっと「楽しい道」ではなく「正しい道」を追い求めている時なのでしょう。



最近、自分自身の中に「これを貫いていきたい」という核のようなものができました。
これは大変ありがたいことだと考えています。
あとは、これをいかに「楽しみながら貫いていくか」ということでしょう。
楽しみながら学び続けます。