2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「一人も」って誰よ?

『学び合い』を実践している教師が使う「一人も見捨てない」という言葉。 この言葉の意味をもっと深く考えていく必要がある。 「一人も」という言葉が「学力低位」の子どもだけを指していると勘違いしてはいないか? 「一人も」というのは「誰もが」という意…

「現状の『学び合い』の問題点と対応策について」のご案内

Q:なぜ『学び合い』が崩れるの? A:それは自分が教師が本気で語れていないから。Q:語っているけれど崩れてしまうのはなぜ? A:語りが足りないからではなく、語っている教師の心がぶれているから。 確かにその通り。 『学び合い』が崩れる原因はすべ…

「教え合い」と「学び合い」

「教え合い」と「学び合い」は違う。 これは、佐藤学先生がおっしゃっていた言葉。 「教えてあげようか?」から始まるのが「教え合い」 「わからないんだ。教えてもらえる?」から始まるのが「学び合い」 「教え合い」で育った子どもは「待つ」子どもになる…

「一人も見捨てない」は危険!

「1人も見捨てない」という言葉。 これは『学び合い』においてしばしば合言葉のように使われる。 しかし、私は学級にこの言葉を決して語らない。 それはこの言葉がなぜか自分の考えにしっくりこないからだ。 なぜしっくりこないのか?少し考えてみる。 まず…

『学び合い』の問題点

『学び合い』の問題点。 それは『学び合い』を成立させることができても、持続させることが難しいということ。 全国の教室で『学び合い』を実践される方々に必要とされる力は、 「学びの状態をしっかり看取る力」 「看取った上で学びを止め、語る力」だと私…

ETV感想メモ

ETVを見た。 全体的に良いクラスだと思う。 あそこまで子ども達を育てられる子ども達の「学び合い」はすごいと思う。 しかし、先生がきつく怒った場面。 そこには課題があると感じた。 先生のあの怒り方では「自己肯定感」はあがらない。 あの怒り方では…

子どもを尊敬できますか?パート3

きのう「はっ」と気づいたこと。続編 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/20120204 (子どもを尊敬できますか?) うちの娘は来年度から幼稚園にいく予定である。 ということで幼稚園に行っている子ども達に比べて友達が少ない。 当然友達からもらう刺激…

「先見の明」なんてない。

テレビなどで何かを成し遂げた人の特集をよく見ることがある。 決まって 「あの人はすごいよね〜。きっとあの人は『先見の明』があるのよね〜」 なんていう言葉を聞く。 何かを成し遂げた人の共通点。 それは周りが何を言おうと、己の「目的」向かって信念を…

どんな子どもであっても

どんな子ども達でも、 「知りたい」「わかりたい」「出来るようになりたい」と思っている。 心の奥底にあるその思いを感じ取り、信じ抜くことができるか? 「あの子はどうせ…」 「何を言っても…」 そんな風に決めつけない。 決めつけた時点で未来の芽はつぶ…

「差」を感じ取る

「部分」ではなく、「全体」を見れる人がなぜ強いのか? それは「理想の状態」「在るべき状態」と 「今の状態」との「差」を感じ取れるからだろう。 子どもが一般的にいう「悪いこと」をした時、 「部分」しか見ていない人は、「悪いことをした行為」を叱る…

子どもを尊敬できますか?パート2

前回の続き。 はっと気づくことがあったので。前回の記事 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/20110925「子どもを心の底から尊敬し、接することができるか?」 そんな言葉をたびたび耳にする。 しかしそれは私達大人からするととても難しいこと。 どうし…

而立+1

先日誕生日を迎えました。 31歳。 「而立」から「不惑」へまた一歩前進! 朝、教室に入ると子ども達が待ち構えていて、 バースデーソングを歌ってくれました。 窓には飾り付け。「ふるてぃお誕生日おめでとう 」の文字。 実は誕生日をすっかり忘れていたので…

育てられていますか?

本校では6年生が鼓笛を披露する。 今の時期、6年生は下級生に鼓笛を引き継ぐ準備をしている。 放課後は毎日下級生と鼓笛の練習。 毎日懸命に教えてきた6年生。 その練習も明日で終わり。 来週からは下級生のみで練習を行うことになる。明日でいよいよ合同練…