私はこう思う

「一人も見捨てない」は危険!

「1人も見捨てない」という言葉。 これは『学び合い』においてしばしば合言葉のように使われる。 しかし、私は学級にこの言葉を決して語らない。 それはこの言葉がなぜか自分の考えにしっくりこないからだ。 なぜしっくりこないのか?少し考えてみる。 まず…

『学び合い』の問題点

『学び合い』の問題点。 それは『学び合い』を成立させることができても、持続させることが難しいということ。 全国の教室で『学び合い』を実践される方々に必要とされる力は、 「学びの状態をしっかり看取る力」 「看取った上で学びを止め、語る力」だと私…

子どもを尊敬できますか?パート3

きのう「はっ」と気づいたこと。続編 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/20120204 (子どもを尊敬できますか?) うちの娘は来年度から幼稚園にいく予定である。 ということで幼稚園に行っている子ども達に比べて友達が少ない。 当然友達からもらう刺激…

「先見の明」なんてない。

テレビなどで何かを成し遂げた人の特集をよく見ることがある。 決まって 「あの人はすごいよね〜。きっとあの人は『先見の明』があるのよね〜」 なんていう言葉を聞く。 何かを成し遂げた人の共通点。 それは周りが何を言おうと、己の「目的」向かって信念を…

子どもを尊敬できますか?パート2

前回の続き。 はっと気づくことがあったので。前回の記事 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/20110925「子どもを心の底から尊敬し、接することができるか?」 そんな言葉をたびたび耳にする。 しかしそれは私達大人からするととても難しいこと。 どうし…

「行きたくない」「やりたくない」

「行きたくないな」 「やりたくないな」 誰しもこんな感情になることがある。 こういうネガティブな感情に陥る時は 知らず知らずのうちに自分の向かいたいゴール地点が引き下げられている。 ネガティブな感情に陥る時。 「こんな自分で在りたい」 という本来…

なぜ「学び続ける」なのか?

大震災、原発事故。 数多くの試練を経験した今年。 辛いことも多々あった。 しかし、そんな中だったからこそ得られた感覚も多い。 震災後、子ども達は自宅待機。 いつも当たり前のように存在していた自分の学級というものがぽっかりと消えた。 子ども達に常…

教師の役割

学び続ける子どもを育てるには? その子の外の環境と内なる心の環境、その二つを整えてあげることが大切。 外の環境とは何か?それは子ども達が学ぶ環境。 安心して学べる環境か否か? では安心して学べる環境とは? 安心して学べる環境とは、 いつでも誰に…

なぜ叱るの?

「まったく…面倒なことして…」 子ども達が何か悪いことをした時、我々はそんな風に思いがちです。 確かにトラブルはないに越したことがないでしょう。 しかし、人が集まれば問題が起きるのはある意味当然のことなのです。 必然的に起きる学級内のトラブルを…

親・教師に望むこと

我々何を目指して子ども達を育てているのでしょうか? それは子ども達を自立させることです。 そのためには どんなに壁にぶつかってもあきらめることなく、 学び続けられる人に育てていかなければなりません。 ではどのようにすれば学び続けられる 子ども達…

「ゴール」

「ゴールを大切にする」 これはすごく大切なこと。 ゴールを見据えると今すべきこと、これからすべきことが一本の筋となって見えてくる。 しかし、一言で「ゴール」と言っても奥が深いもの。 「三人のレンガ積み」という話がある。 [以下引用] 中世のとあ…

子どもを尊敬できますか?

「子どもを心の底から尊敬し、接することができるか?」 そんな言葉をたびたび耳にします。 しかしそれは私達大人からするととても難しいことです。 どうしても子ども達の「できない所」や「無知な所」が目についてしまいます。 私も口では「尊敬する」と言…

根気強く・粘り強く

学級通信153号より どんな状況でも学び続ける子ども達を育てたい。 しかし、無理矢理学習させてもそこには辿り着けない。 子ども達が心の底から 「学ぶって楽しい!」「学ばない自分は自分らしくない」 と思えなければ学びの足は止まります。 学ぶことに心地…

大人達がすべきこと

学級通信152号より 「夢」「志」が定まれば子ども達は自らの意志で学び始めます。 しかし、子ども達のなかには「夢」「志」を決定しても なかなか動き出せない子もいます。 そういう子は怠け者なのでしょうか?自己管理能力が低いのでしょうか? いいえ。そ…

「シンプル」

物事の最終到着地点。 それは「シンプル」だと思う。 「シンプル」であればあるほど強い。そして無理なく続けることができる。 始めは必要とされていたものが徐々に必要とされなくなっていく。 それは「シンプル」への変化。とても大切なこと。 「学び合い」…

ごちゃまぜにしてはいけない

学級通信149号より うちのクラスの「家庭学習」は3つの種類に分類されています。それは… ?予習 ?宿題 ?自主学習 です。 これら3つを合わせて私は「家庭学習」と呼んでいます。 これらはどれもごちゃまぜにされがちです。 しかし、これらを一緒にしてはい…