教師の役割

学び続ける子どもを育てるには?
その子の外の環境と内なる心の環境、その二つを整えてあげることが大切。


外の環境とは何か?それは子ども達が学ぶ環境。
安心して学べる環境か否か?


では安心して学べる環境とは?
安心して学べる環境とは、
いつでも誰にでもわからないと言える環境。
強要されないけれど切り捨てられない。
ゆるく繋がっている環境。そして失敗しても学び直せる環境。


「みんなができる」ではなくて「みんなで常に学び続けられる」という環境が大切。
それを意識すれば教師の言葉のかけ方は変わってくる。


「得意じゃないけど一生懸命やるんだ」
あまり得意でないものにだって、心を折らずに前向きに挑み続けられる子ども達。
もちろん悲壮感ゼロのいい表情。
そんな子ども達が育つ環境を整えることが大切。


内なる心の環境とは?


子ども自身が
「自分ならできる」
と思えるように育てること。
自己肯定感をあげること。
自尊感情を高め、コンフォートゾーンを引き上げること。


自己肯定感は簡単には上がらない。
そのために親、教師ができることは?
それはいい状態、素晴らしい表情の時の顔を
「その子らしさ」として心に少しずつ刻んであげること。
よい状態の時のその子を「本当のその子」として設定してあげる。
そのためには良い状態の時に思い切り認めてあげること。
「あなたらしいね。いい顔してるね。」と。


良い状態の時の自分を、子ども自身が意識できるようにする。
それができればだめなことをした時、親や教師の言葉はすっと子どもの心に入る。


「あなたらしくない」「あなたの本当の顔ではない」
の言葉で自分を修正できるようになる。
刻み続けた「その子らしさ」が自分の口で語れる状態。
それが自己肯定感が上がった状態。



「それが私だもん。やるのは当たり前」
と平然と言えるようにする。それが内なる心の環境を整えるということ。



「教師の前では学ぶ子ども」ではだめ。
「どんな状況でも学び続ける子ども」を育てる。
そのために外の環境と内なる心の環境。この二つを本気で整えていく。