4号 「わからないこと」≠悪
運動会前のせわしない中でも、こどもたちはめきめきと力をつけています。
昨日の算数の時間のことです。たくさんの人が真剣に問題と向き合っていました。
嬉しかったことはたくさんの人が
「ねえねえ。わからないんだ。おしえて。」
と自然に声に出していたことです。そして「いいよ〜!」と笑顔で応えるこどもたちの姿。
かしこくなるために自分が何をすべきか考え始めていることを感じさせられました。
昨日の算数の授業の前にこどもたちに話をしたことがあります。
それは、
「できないこと、わからないことは悪いことではない。
でも、わからないことをそのままにしておくことは悪いことなんだ。」
ということです。
私達人間は、完璧なものではありません。
だれもが、得意なこと、不得意なこと。能力のデコボコがあるものですよね。
大切なのは、得意なこと、不得意なことを受け入れてもなお、前を向いて、学び続ける意志をもつことなのだと思います。
「ぼく、これが苦手なんだ。でもできるようになるためにがんばってるんだ!」
そんな風にニコニコ笑いながら話ができる人を育てたい。いつもそう思っています。
「できないこと、わからないことは悪いことではない。
でも、わからないことをそのままにしておくことは悪いことなんだ。」
この前提があるからこそ、「こまっているんだ。おしえてもらえる?」と堂々と聞けるのだと思います。
1年2組の子どもたちは、様々なことをぐんぐん吸収するかしこいこどもたちです。
「まだこどもだから」と線を引かずに、何度も何度も語り続けていきたいと思います。