心が開いている教室

ゆるくつながっている。
4月からこの状態を目指して学級創りをしています。



ゆるくつながっている状態とは?
それはすべてのこどもたちの心が「開いている」状態のことです。



心が開いている状態とはどんな状態か?
それは、
「わからないんだ。教えて。」と言えること。
そして
「何かあったら言ってね。全力で助けるよ。」と言えること。



協同で学ぶことは大切なことです。
こどもたちにはいつもつながりあって学ぶことの大切さを語ります。
しかし、勉強をしている時、こどもたちには「教えにいくな」といい続けています。



これは一見矛盾することのように思えるかもしれません。
しかし、ここがクラス創りの中でもっとも大切なことだと考えています。



佐藤学さんは「教え合い」と「学び合い」の違いを述べています。
「教えてあげようか」から始まるのが「教え合い」
「わからないんだ。教えて。」から始まるのが「学び合い」



「教え合い」の中で育った子は「待つ」子になる。
そして、「待つ」子はずっと待ち続ける中で、最後には「恨む」子に変わる。と。



この言葉との出会いは衝撃でした。
協同性を育てたいと願うあまりに、「待つ」子、「恨む」子を育ててはいないか?
そんなことを考えはじめました。




みんなで協力しろ。
全員ができるようにしろ。

そんな風に縛ったこともありました。
しかし、その中で気づいたことがあります。
それは「苦手な子が黙りこくる」ということです。



苦手な子も胸をはって学ぶ。
得意な子は心を開いている。

そんな教室を目指していきたいと思います。




ここまで書いていて、
前にも同じようなことを書いたことをふと思い出しました。

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20120212
http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20111201