過去は変えられる

「今の苦しみは、未来に自分を彩る最高の話題になる」
自分自身の経験を思い出して、最近このようなことを強く思います。



今の苦しみを「点」で捉えると、苦しみは苦しみでしかありません。
しかし、これを現在と未来の「線」として捉え始めるとものの見方が変わり始めます。



「あの時のあの経験が自分を変えた」
今の苦しみはそのように価値あるものに変わるのです。



「過去は変えられない」
そのような言葉をよく耳にします。
確かに、その通りだと思います。
時間は元には戻せませんから。



しかし、私は
「過去は変えられる」
と考えます。


「こんなことがあって自分はついてないな・・・」
今はそう思うかもしれません。
しかし、時が流れることで
「あの出来事のおかげで気づけたことはいっぱいあったな。気づけてよかった。」
と思える時がきます。



今は苦しみにしか見えなくても、未来の自分から見たらその経験が自分を大きく飛躍させた大切な経験になるのですから。
「過去」というのは単なる「事実」の積み重ねです。
ものの見方によって、事実の見方は変わってくるのです。
大切なことは「過去」という「事実」にいかなる価値づけをし、自分の成長に繋げていくかでしょう。



今つらい経験をしている人に強くいいたい。
「大丈夫。その経験があなたと周りの人を強くする」
「今現在を笑って話ができる時がくる」



心からそのように思えた時、未来への道筋は自然にスッと開くものです。
今のあなたのことをとやかく言う人もいるでしょう。
逆にどんな時もあなたを支え、励ましてくれる人もいるでしょう。



苦しみを現在という「点」で見ている人は、あなたを非難する人ばかりが目に入ってきます。
逆に現在と未来とを繋げ「線」として見ることができる人は、あなたを支え、励ましてくれる人ばかりが目に飛び込んできます。


何を見るか、何を取り入れるかはあなた自身の思考が決めます。


私の大好きな言葉があります。


二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。
一人は泥を見た。
一人は星を見た。


人が何に目を向けるかはその人の思考が決めます。
どんな時も星を見られる人であってほしい。
そして、自分もそう在りたい。そう考えています。


つらい時、苦しい時に自分の周りにいてくれる人。
その人を大切にしてください。
その人こそあなたが一生繋がっていくべき人なのですから。
一見「苦しみ」と感じる出来事が、様々な真実を浮かび上がらせます。
「苦しい」と思った時こそ、目を見開いて、じっとみる。見逃さない。


あなたが強い信念のもと、心をホッとさせ、前向きな言葉を発し続けること。
それだけでいいのです。

「過去は見方によって変えられる」
共にプラスに変えていきましょう。