幸福は「意志」である

「仲間がいること」
私はこれが学び続けるために必要なことだと考えています。



どんな人も、1人ではくじけそうになってしまうものです。


「どうしても考えていると不安になってしまうんだよね。」
そんな言葉をよく聞きます。
しかし、それは逆だと思います。



アランは「幸福論」の中でこのようなことを述べています。


悲観主義は「気分」のものであり
楽観主義は「意志」のものである。



不安や不幸は感情です。
感情とは自然に湧き上がってくるもの。
考えているから不安になるのではありません。
何も考えていないから、不安が湧き上がってくるのです。
幸せとは意志です。決して湧き上がってくるものではありません。
だからこそ、常に自分の意志で前向きなほっとできる思考を続けていくのです。



しかし、人は弱いものです。
どんなに強い人であっても、心の中の悩みがいつのまにか増大し、飲み込まれていくこともあるでしょう。
その時、飲み込まれずに、踏みとどまり、前向きに学び続けられる自分であるか?
その明暗をわけるもの。その大切な一つが「仲間」の存在だと思うのです。



巡り合えば知人となり
語り合えば友となり
共に汗を流せば仲間となる」




共に支えあいながら目的に向かって汗を流した「仲間」がいること。
その仲間と言葉をかけあうことで、悩みに飲み込まれずに踏みとどまる力が生まれるのです。



だから、私はこどもたちを繋ぐ。「協同」で学ぶことを大切にしたいと考えるのです。



こどもたちに何回も語ります。
「友達って何?」と。
自分が間違ったことをしている時、ネガティブに鳴っている時に
「それは違うよ。それは君じゃないよ。」
と引き戻してくれる存在こそ真の「友達」だと。



そんな友達を得る方法は簡単です。
自分がそう人になればいいのです。
そのような想いで繋がりあった関係は強いのです。
そのような関係で学び合えるクラスは決して崩れません。



「学び続ける」
そのために必要なパーツを自分の意志によって整えていく。
そんな力を私自身、そして周囲の人、こども達に刻んでいきたいものです。