実践が形になりました。

今年は自分にとって変革の年だと感じます。
今まで挑戦してきたこと、積み重ねてきたことが繋がり始めています。
自分がどんな時も目的として掲げてきた「学び続ける」ということ。
それをいかに自分の授業の中で体現していくかの道筋が見えてきたことが大きいです。



今まで多くの子どもたちと、共に授業を創ってきました。
荒削りで、想いばかりが空回りして、子どもたちにつらい想いをさせてしまったこともたくさんありました。



しかし、どの子も未熟な自分の言葉に懸命に耳を傾けて、私の想いに懸命に応えようとしてくれました。
まっすぐに向き合ってくれるこどもたち、そして温かく見守ってくださる保護者の方々がいなかったら、今の自分はいないでしょう。
こどもたちに自分ができる恩返し、それはこどもたちがやってきた学びが価値あるものだということを示すことです。
そして、その価値を共有できる仲間を毎年育て続けること。
その繰り返ししかありません。



そんな想いから、半年前ぐらいから考えてきたこと。
それは「読売教育賞への論文応募」です。
こどもたちのがんばり、努力の成果を形に表したいと考えました。



「furu-tは強いですね。どんな時も自分をまっすぐに貫けて。」
最近そんな言葉をいただきました。
しかし、それにはわけがあります。
私にはかけがえのない仲間がいるのです。
それは、坂内さんと高橋さんです。


坂内さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/tontan2/
高橋さんのブログ
http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/nao_taka/



今回の読売教育賞への応募は彼らの力なくてはなしえなかったと思います。
論文を作成してみて、それを再認識しました。



坂内さんは、私に「人を育てるとはどういうことか」という価値観を刻み付けてくださった方です。

http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20120326

この人との出会いなくして、今の自分はありません。
私と出会う前から、自分なりに課題をもち、常に「もっと」と求め続けてきたのです。
だから、表現も幅が広い。そして深いのです。
自分の想いをわかりやすく、端的にすらすらとまとめていきます。
日々自問自答を続け、追い求めているからこそできるのでしょう。



高橋さんは、自分の軸がしっかりと定まっている方です。
私はとても説明下手で、なかなか相手にうまく伝えることができません。
そんな私の言葉の奥底にある意図をきちんとくみとって、自分の実践に繋げてくださるのです。ありがたいことです。
だから、高橋さんの教室では、常にこどもたちが常に前向きに学ぶのだと思います。
今回の論文では、自分の実践を丁寧にまとめてくださいました。
読んでいて思わず「うんうん」と納得してしまう文章はさすがだと思います。




三者三様。
それぞれの良さが繋がりあった論文となりました。



今回の論文作成を通じて、たくさんのきづきがありました。

坂内さん、高橋さん、というかけがえのない仲間の大切さ。
今まで積み重ねてきた学びを形にすることのすばらしさ。
自分の想いに応え続けてくれてこどもたちへの感謝。
そして、これからも貫いていこうという自分の信念。
このような気づきをくれるきっかけとなった「読売教育賞」にも感謝です。



本当に自分は恵まれていると感じます。
北海道という土地は自分自身を大きく成長させてくれました。
常に自分の成長を感じられる自分でありたいものです。
これからもよろしくお願いいたします。