いばるな。でもなめられるな。

教師として子どもたちと向かい合う。
その時に必要となるものが「厳しさ」であり、「優しさ」であろう。
どちらが大切か?という不毛な二項対立にはもちこまない。
どちらも大切なのだ。
今までの教員人生の中で痛感したこと。
それは「優しさ」と「厳しさ」のどちらかだけでは子どもたちを成長させていくことができないということ。




ある人の言葉で自分の心の支えにしている言葉がある。
それは
「いばってはいけない。しかし、なめられてもいけない。」
という言葉。




向き合えば向き合うほど
「優しさ」と「厳しさ」を融合させる難しさを感じさせる言葉だと考えさせられる。




「優しさ」と「甘さ」は違う。
「厳しさ」と「縛り付ける」ことも違う。
これらは日々変化するもの。
これに気づける力。そして修正する力が教師として磨いていきたい。



「優しさ」と「厳しさ」
信念をもって子どもたちに接している方々はどちらも必ずもちあわせている。
しかし、この世には2つのタイプの人がいることに気づき始めた。



それは
「優しさ」の中にある「厳しさ」か?
「厳しさ」の中にある「優しさ」か?
ということ。




ベースがどちらなのか?
それが教師としての特性を決めるのだろう。



自分ではそんな風に思っていなかったのだが、数人の方に言われて最近気づき始めたことがある。
それは
「自分は厳しさがベースにある人間なのだ」
ということ。




「厳しさ」を「縛りつけ」に変えず、
「優しさ」もきちんと表現できる教師へと。
日々成長していきたいものだ。