褒めるな、認めろ

教師の役割。
できていないことは「できていない」としっから伝えること。
伸びている所は「伸びたな」と本気で認めること。


できていないものは「できていない」「これではだめだ」とはっきり伝える。
伸びている所は「伸びている」「できている」と率直に認める。
自分の感情にも子ども達にも嘘をつかない自己で在り続けられるか?


教師の言葉は子ども達にとっての道標。
だめなものに「だめだ」「甘い」とはっきり言う。
「もっと伸びる」「もっと上だ」と示し続ける。
そんな日常のやり取りがあるからこそ、「できたな」「伸びたな」という教師が認める言葉が生きてくる。




「すごいね」「えらいね」は褒める言葉。
「できたな」「伸びたな」「それでいいんだ」は認める言葉。




褒めるのではなく、認める。
そして背中をそっと押してやる。


「すごいね」「えらいね」という褒める言葉。
この言葉は教師の求める質を決めてしまう。
だから褒めない。最上を目指しているからこそ褒められない。


その代わり全力で認める。「できたな」「伸びてるな」と。
教師が言葉を大切にする。
その時の感情、周りの状況、子ども達の機嫌などにとらわれない。
まっすぐに貫く。そんな自己で在りたい。
言葉を大切にしながら 、真っ直ぐに追い求める背中。
それこそが子ども達を育てていくのだろう。


言葉を安売りする自己ではあるな。
真っ直ぐに貫く自己で在り続ければ、信頼は自ずと築かれていく。
ある日話を聴く子ども達の眼が変わり始める。


いかなる時もその時を信じ、真っ直ぐに語れる自己で在りたい。


「優しさの中の厳しさ」
これは自分の目指す道ではない。
自分の目指す道は
「厳しさの中にあふれる優しさ」だ。


それは貫き通すことから始まるのだ。