掃除の嬉しい出来事

「先生!すっごくきれいになりました!理科室にきてください!」
そうじの時間、男の子が私を呼びにきた。


「どれどれ…」
理科室へ行ってみると、たくさんの人がせっせと洗い場をこすっている。
手には「激おちくん」(わかります?水をつけてこすると汚れがおちるスポンジです。)
そして、机の上には「洗剤」と「重曹(じゅうそう)」


なんと。これらはすべて、理科室そうじの人が家からもってきてくれたものなのです。
(びっくり!)
そういえば金曜日こんな会話をしたなぁ。


洗い場をこすりながら。
古T 「ここの汚れって落ちるかな?落とせる洗剤ないかな?」
女の子「職員室にあるかもしれません!見てきます!!」
    (職員室の先生に相談して戻ってくる)
女の子「ないみたいですね・・・。」
古T 「そうかぁ。学校にはないか…。もしもきれいできるようなものがあったらもってきてもいいからね。」


…こんな何気ない会話。それをしっかりと頭に刻んでいたのね・・・。これは嬉しい。


自分達で使う教室。
自分達の手できれいにしたい。そんな気持ちが嬉しかった。
「やればいい」「めんどくさい」そんな言葉は全然聞かれない。
楽しみながら、協力しながら。にこにこ笑いながらそうじをする姿に元気をもらいました。


こういうそうじってすてきですよね。
そうじの時間のうれしい出来事でした。