価値を子ども達の心に刻む

常に子ども達の可能性に目を向け、彼らの成長を共に喜びあえる自己でありたい。
子ども達の何気無い行動の中に価値を見い出し、励まし続けられる自己でありたい。


自分が教師として子ども達に接する時、常に心に想っていること。
それは「子ども達の心に価値を刻みたい」という想い。



「この努力がここまで君を伸ばしたんだぞ」
「その何気無い行動に価値があるんだ」
「そんなことが自然にできるようになったのか。自分でも成長したって思うだろ?」
「私は常にこう在りたいって思ってる。みんなもそう思わないか?」…



こんな言葉を常に子ども達にかけている。
子ども達に成長している実感を感じさせ、今自分が懸命に取り組んでいることの価値を刻む。
それが自分が教師として出来ること。



何度も何度も価値を刻む。
はじめは教師の言葉は宙を舞うかもしれない。
しかしそれらの言葉は必ず子ども達の心に沁み渡って行く。



何度も何度も語り、そしてその言葉の価値付けを教師自身が背中で示す。
語ってきた言葉が感覚として心にストンと落ちた時子ども達の心は動き始める。


「こう在りたい」という自己をはっきりと語れる。
これは本当に幸せなことなのだと思う。
「こう在りたい」という想いがある限り学び続けることができるのだろう。