見えぬものでもあるんだよ 

「みえぬけれども あるんだよ。みえぬ ものでも あるんだよ。」
金子みすずの「ほしとたんぽぽ」中で自分がとても好きな部分。
この意味を頭ではなく、心から実感できた時すべては変わり始めるのだろう。




我々は皆イメージの中に生きている。
自身の中で強くイメージできたものは必ず実現する。
逆にまったくイメージがわかないものは確実に自分のもとへはやってこない。
すべてはイメージから始まる。
最近強くそう思う。




「みえぬけれどもあるんだよ。みえぬものでもあるんだよ」…
目には見えないけれども、確かにそこに存在するのだよ。
そしてね、本当に大切なものは目には見えないものなんだよ。
とてつもなく深みのある言葉だ。




目には見えない。しかしそこに確かにある。
自分にはそれを感じ取ることができる。
それがイメージするということ。


目に見えるものなど世界のほんの一部分にしか過ぎない。
一部分の変化に一喜一憂をしていては本当に大切なメッセージを聞き逃してしまう。
道は開かれている。
その道が見える場所に自分が立てているか?ただそれだけだ。


今は見えないけれども、絶対に存在する。
大切なものだからこそ今は目には見えない。
でも大丈夫。
それは自分のもとに必ずやってくる。
きっとその場所に辿り着く時がくる。


どんなにつらく苦しい状況であっても、美しく心を貫く詩を書き続けた「金子みすず」。
彼女はきっと目には見えないものを感じる力があったのだろう。
苦しい出来事は目に見えるほんの一部分。
その奥底にあるものを彼女はイメージしていた。
だからこそ彼女の詩は今もなお私達の心を貫き続けるのだろう。