あふれだす言葉

昨日は修了式でした。
わたしの担任した5年生のこどもたちもいよいよ6年生です。



修了式で、うちのクラスは一年間の成長を作文にして読むことになっていました。
代表としてステージに立った子は堂々と一年間の成長を読みあげました。
終わってから何人もの先生から、



「すてきな発表だったね」
「なんかジーンときたよ」
「この一年で素晴らしい成長をしているね」



などと声をかけていただきました。



「クラスに絆が生まれたからこそ、深く学べるようになった」
この子の作文の中に書かれていた言葉です。
1年間語り続けてきたことが形となってあふれだしていること。
本当にうれしくなります。
彼らは来年、最高学年として、きっとすばらしい学校を創ってくれることでしょう。




<代表の子が読んだ作文>

私は5年生になってからこの1年間いろいろなことを学んできました。国語、算数、理科、社会といった勉強はもちろん、家庭科などといった新しく出てきた単元も一生懸命学びました。どの教科でも単元で学んだことを自分の言葉でしっかりとまとめてきました。今までまとめてきたレポートはもう数え切れないほどになっています。毎回やっていくうちにいつの間にかできるようになったり、もっと難しいことに挑戦しようと言う心が強くなったり、私はこの1年間で大きな成長ができたと思います。




勉強のほかにも学んできたことはたくさんあります。ありがとうの意味や仲間友情の大切さなど、様々なことを学ぶことができました。しかしその中でも1番強く心に残っている言葉は「絆」という言葉です。クラスの中で問題が起きてしまったり、相談したいことがある時みんなで輪になり、何度も何度も話し合いました。また、みんなでテーマを決め、チームでいろいろな企画をして、みんなでゲームや音楽などを楽しみました。そのような毎日の中で少しずつクラスの絆が生まれてきた気がします。




クラスが始まって間もない頃、一時男女分かれて遊んでいることもありました。しかし今では中休みにもみんなで鬼ごっこをしたり勉強でも男女関係なくお互いの考えを話し合ったりするようになりました。そのようなことから私がこの1年間で最も成長したと思うこと「絆」だと思います。絆が深まったからこそ勉強の時でもみんなで意見を言いあって、深く学ぶことができています。




いよいよ来年は最高学年になります。委員会やクラブなどはリーダーとして、在校生を引っ張っていく機会が増えると思います。きっと勉強も今よりも難しくなるでしょう。しかし今年一年の成長を忘れず、絆を大切にしながら毎日を過ごしたいと思います。そして最高学年としてみんなのお手本になり、学校の力になれるように頑張っていきたいです。