心を耕す
この一年間子どもたちが私に教えてくれたもの。
それは
「人は変われる」
ということです。
昨年の4月当初、子どもたちは戸惑いました。
自分たちで考える
自分たちで選択する
自分たちで創りあげる
ということの価値がまだ心に刻まれていなかったからです。
しかし、子どもたちは変わりました。
先日、私の大好きな先生にこんなことを言われました。
「先生のクラスの子はすごく育っているね。委員会の時の発言を聞いていると、自分たちで考えて、何とかしていこうという気持ちが伝わってくるよ。がんばっているね。」
ありがたいお言葉です。
何度も何度も語ってきました。
委員会活動の目的を。
「参加」と「参画」の違いを。
自分がいないところでも、子どもたちは懸命に伸びようとしている。
それに気づくことができてありがたいものでした。
良い土と悪い土。
実際に種をまいてみないとその違いはわかりません。
「こどもたちの心」も「土」と同じです。
どこまで育っているか。どれだけ育っているか。
それは目には見えません。
目には見えないけれど、何度も何度も耕していくことが大切なのだと思います。
子どもたちの心を耕すために、私ができること。
それは、
語ること
認めること
励ますこと
求めること
続けることです。
教師のこの5つの行動が人を変えていく。
今年のクラスの子どもたちは、私にそれを教えてくれました。
自分自身の中であやふやだった部分、未熟だった部分、思い違いをしていた部分に気づかせてくれた今年のクラス。本当に感謝です。
彼らが悩みながら、苦しみながらも自分を信じて歩み続けてくれたおかげで、私自身も多くの成長ができたと思います。
彼らとの学びを、いかに来年に繋げていくか?
考えていきたいと思います。