子どもたち自身が感じる成長

「織り重ねる学び」の強さは何か?

それは子どもたち自身が自分の成長を実感できるということだ。

自分の学びを書くことによって形にする。
形として残るからこそ、自分の成長を振り返ることができるのだ。
以下の文章は子どもたちが一年の成長を振り返って書いた文章だ。
どの子も自分の伸びを実感している。

「自分はもっと伸びていける!」
この感覚を子どもたち自身がもてる。
これは大切なことだと思う。



<こどもたちの作文>

私が今年一年の授業で伸びたと思ったことは大きく分けて、書く速さ、書く量、そして、心をオープンにすることです。
最初、春は学校で15分から20分書いた後、家で一枚に3時間もかけてレポートをやっていました。そして、正直にいうと、たまに12時近くなり、泣きながらやる時もありました。今見たらびっくりです。
そして、レポートに限らず、作文もあまり多くの量が掛けませんでした。とにかく春は、やることでいっぱいで、内容もよくなかったけれど、今では春とは比べものにならないぐらいになり、学校だけでは書ききれないけれど、家でプラス30分ぐらいで終わるので、内容にも力を入れることが出来るようになりました。
そして心のオープン。はじめは男女バラバラで話すことがすごく楽しくなったわけではなかったけれど、今は前よりも学校にくること自体が楽しくなりました。というのは、話しづらい人があまりいなくなったということです。こんなに成長できた年ははじめてだと思います。





私は3年生、4年生の時は作文を書くのが苦手で、嫌いでした。でも5年生になってみんなと話したり、わからない所を聞いたりして、たったの15分で原稿用紙1枚ちょっと書けるようになりました。最初は15分で書けるわけがないと思っていました。
でも今の自分を振り返ってみるとちょっと不思議に思います。1年でこんなに伸びるなら、20年後、30年後はどうなってしまうのか?いままで自分の未来なんて考えたことがなかったのに、なんか自分の未来を考えて心がうきうきしました。
10年後は私の夢がかなっているかな?
かなっていればいいなと思います。





私は以前は作文を、新聞を書くたび、泣く泣く書いていました。書くことが苦手で、イラストでうめたりしてなんとか書き切っていました。しかし、作文ではイラストが使えず、原稿用紙3分の2が現界の時がしばしばありました。しかし、今回みんなで話し合い、自分の意見をまとめるようになりました。はじめはやはり気が進まなかったりしながらも書いてみると作文もレポートも楽しく感じたり、書いているうちに頭ですらすらまとまっていったり…。
ついには無意識の内に作文が書けるようになりました。習い事では企画、提案書まで書き、ほめられるほどにまで成長しました。やはり人と意見を分かち合い、共有してこその成長だと思いました。





前の学年のころは、出来事作文しか書けなかったのですが、この1年間で出来事作文じゃない気持ちを表現する作文も少しは書けるようになりました。あと、テストの最後に出てくる「〜を学習して楽しかったことを書きましょう」というやつが苦手だったのですが、今は書けるようになりました。
この1年間で意見を話すことも得意になれました。みんなが私に意見を聞きにきてくれたのが嬉しかったです。
自分が一番成長したと思えた教科は国語の文章題です。文章を読んで思ったことや感じたことを書くことができるようになったし(まだ未完成が多いけど)意見を言うことも少しできたと思うからです。





前は書き方が分からなかったり、あまり書く機会がなかったりしたから書くことは少し苦手でした。でも今年になって作文を書く機会が多くなり、レポートも始まりました。
友達と意見交換をしあったからこそ自分なりにすごく成長した!
書き方がわかるようになった!
わたしはそう思います。
何度もほぼ毎日のようにレポートや作文が書けて、本当にいい経験になり、書く力がついてきました。
最初はあまりうまくまとめられなかったけど、同性、異性関係なく話し合えた。それがゆいいつ書く力が伸びた理由だと私は思います。





各単元のレポートや作文を書くことで、自分がいろいろな意見を書きあらわすことができるようになった。作文でははじめ、100文字しか書くことができなかったけど、今は300文字も書けるようになったことが1番嬉しいです。
ほかにも自分で予習をすることもできたので、成長した点はまだまだあります。そしてクラスのみんなで意見を共有し合うことで、よりいい作文やレポートも書けるようになったと自分では思います。だから、いっぱいいっぱい成長できたと思います。そして、今書いているこの文も書けるようになりました。