すいせん文から感じる成長

国語の「すいせんしよう」という単元があります。
「きずなタイムのテーマ」を考え、すいせん文をまとめました。


「きずなタイム」というのはクラスで行っているミニ発表会のようなものです。
月の初めにテーマを決め、それをもとに班のメンバーで一ヶ月間計画を練ります。
そして月の終わりにチームごとに発表。
テーマに繋がっていれば何でもOK。


「みんなで何かを創りあげる経験を積んでほしい」
そんな気持ちで創りあげた企画です。



3月にふさわしいテーマとは?
どのように説得力を出すか?
どんな読み方なら相手に伝わるか?


様々なことを考えながらすいせん文を作成していた子どもたち。


以下は子どもたちがチームですいこうしたすいせん文です。
自分自身の成長を心に感じていることが伝わってきて嬉しくなりますね。






私達は3月の「きずなタイム」のテーマとして、「5年2組」というテーマがいいと思いました。
卒業式の月であるため5年2組はもう少しで最後だから、いいクラスで終われると良いと思ったからです。
 


昨年の春。ようやく高学年ということですごく緊張したし、わくわくもありました。
みなさんも同じ気持ちだったと思います。
特に緊張したことは勉強です。
最初に一単元の予習の宿題と、漢字のユニット1と2が宿題でした。
この時、私は「こんなにある宿題を全部やらねきゃいけないの?」と思いました。みなさんはどうですか?
1から4年生の4月は教科書に名前を書くだけだったのに、「大丈夫かな」という不安と「さすが5年生」という期待感もありました。
 


夏、には宿泊学習があり、6年に一度しかないドキドキの二日間はとても楽しかったです。
一番楽しかったのはハイキングです。
一番大きな行事で、自然を満喫できてとても楽しかったです。
秋には「きずなの輪」も進歩して自分達でファシリテーターをすることになりました。
学習発表会「奇跡の一本松」は1組、2組、合同で心を一つにし、終わった時は気持ちがよかったことを覚えています。
冬は、スキー学習がはじまり、「きずなタイム」が生まれました。レポートの質も、春とは比べものになりません。
 


そして、今は昔とは違い教科書のわからないところに「?」をつけることも勉強だとわかりました。
算数では数直線を使って、わかりやすく説明することもできます。
これは4月から積み重ねてきた結果の現れだと思います。
 

授業中も、みんなで集まって情報を共有しましたよね。
僕はこれを通して、みんなが一段と仲がよくなった気がしました。
時間はかかったけれど、今では男女意識もうすれてきて、男女混ざっているのが普通になりましたよね。
「こんなに成長したんだ」ということを分かってもらうためには「5年2組」というテーマがぴったりだと思いませんか?
 


他にも「運動会」「ゆきだるマンプロジェクト」など楽しい思い出がたくさんありました。
みなさんはこんなにいい年を振り返らずに終わるのはもったいなくはありませんか?
私はみんなで思い出すことができるクラスは良いクラスだと思います。
みなさんはみんなで振り返る場があると嬉しいと思いませんか?