「人望論」を体現した会

金曜日、村山紀昭さんが主宰されている教育人間塾へ参加した。
私が札幌に来てから欠かさず参加している素敵な勉強会である。


なぜだろう。
どんなに忙しくてもこの会には参加したくてたまらなくなるのだ。
それは、村山さん、はじめ参加者の方々が温かく私を包み込んでくださるからだと思う。
参加されているどの方々も私のような若輩者の話に真剣に耳を傾けてくださるのだ。


なぜ、こんなに心地よい空間が創り出せるのか。
常々疑問に感じていたのだが、先日の会に参加してそのなぞが解けた。


先日の会で行ったこと。
それは福沢諭吉学問のすすめ」17編の「人望論」を読むことだった。


福沢は人望を得るために必要なことを3つあげている。

それは
?言葉を学ぶこと
?常に顔色を快くすること
?幅広く人と交わること
である。


村山さんが何度も繰り返してかみしめていた言葉。それは
「和して真率」という言葉だ。
フランクな関係でありながらも、自分の考えは率直に述べる。
そんな関係を築くことが大切であると福沢は述べているのだ。


なるほど。と思った。
村山さんをはじめ、この会に集まる方々はこのような心の核があるのだ。


言葉を大切にしながら、智徳を学ぶ。
いつも笑顔でやわらかく。
様々な職種。幅広い年代。多様な人とのつながりを大切にする。


福沢が人望論で述べたことを体現している会なのだ。
私が心惹かれた理由はここにあったのだ。


福沢の人望論を通して、様々なことを学べたひと時だった。


札幌に来てそろそろ1年。
このような会に出会えたことに感謝したい。