さらに先へ

私は20代の頃に夢中になったこと。
それは「一斉指導」を極めることです。


いかに時間を配分するか?
いかに問うか?
いかに子どもたちの集中を削ぐことなく授業に参加させるか?


給料のほとんどは書籍に消えました。
がむしゃらに学んでいましたが
あの時の自分はあまりにも不器用でした。
書籍しか頼れるものがなかったのです。
今考えると、身の回りにはたくさんのことが学べる方々がたくさんいたように思えます。


がむしゃらに進みながらも常に孤独を感じていました。
そして、自分の未熟さから「一斉指導」への限界も感じていました。


そんな中、小学校への異動。
そこで坂内さんとの出会い、協同学習の可能性に気づかされました。


それから数年。
ひたすら、全解放の協同学習を極めるために突き進んできました。
全教科、協同学習をするというのはかなり難しい。
それを継続できたのは坂内さんや高橋さんといった、先駆者がいたからだと思います。


ここ数年、全力で協同学習を学んできました。
昔、「一斉指導」をがむしゃらに学んだように。



そんな日々の中で、様々なものが最近見えるようになってきました。
それは、「協同学習の限界」です。



全教科、全単元で協同学習を行ってきたからこそ、これに気づけましたのだと思います。
これはわたしが、大きな成長期に入ったことを意味します。



どちらの限界も理解できているからこそ、「融合」させることができるのです。


これからの課題は「一斉」と「協同」の融合です。
「バランス」ではありません。
「融合」です。


30代前半にして、この段階に至れたこと。
深く感謝です。
突き進みます。