「ありがとう」と「当たり前」

休み時間、用事があって職員室に戻る。
戻って用事を済ませると、もうそろそろ授業が始まる時間。

廊下をはやあしで戻る。
そして、
教室をあける。
その瞬間飛び込んでくるのは、授業の準備をして座って待っている様子。

こういう瞬間がうれしい。
当たり前のことなのかもしれない。

けれど嬉しい。

授業を大切にする。
そんな心で繋がっている気がするから。


「ありがとう」=「有り難う」
有ることが難しいこと。めったにないこと。
それが「ありがとう」


「ありがとう」の反対は「当たり前」


教師の役割。
それは、どんなこともできるのが「当たり前」といえる子を育てること。
でも、子ども達が懸命に「当たり前」にまで高めてきたことは認めてあげられる教師でありたい。

「準備しているのが当たり前だよな。」
ではなく、
「できてるね。」
「きもちいいね。」
「うれしいね。」

そんな声をかけられる教師でありたい。