1学期終了

先日算数の時間において一学期まとめのテストを行いました。
平均は89.8点。まずまずです。というかこのぐらい取れて当然ですよね。
1学期の間、算数は5回学び直しを行いました。



教科書での学び合い(1回目)
テストでの学び合い(2回目)
テストで弱かった所を中心に学び合い(3回目)
発展(受験)問題で学び合い(4回目)
今回のまとめのテスト(5回目)



人間は忘れる生き物です。記憶の繋がりを強固にするための最善の方法。
それは
「何度も何度も繰り返し学び続けること」です。
この考え方は常に私の授業の軸となっています。


「できないことは罪じゃない。忘れてしまうことだって悪いことじゃない。
でもね。できないこと、忘れてしまったことをそのままほったらかしにしておくことは罪なんだ。」


常に子ども達に語り続けている言葉です。
大切なことは決して投げないこと。目を背けないこと。向き合い続けること。
当たり前のことかもしれませんが、これは本当に難しいことです。
だからこそ、学校にくるのです。だからこそ友達と共に学ぶのです。
1人では乗り越えられない。
しかし、仲間とならばそれも楽しみながら乗り越えられるのです。


この1学期。子ども達の心の中に少しずつ感覚が芽生え始めました。
なぜ学校にくるのか?
なぜ友達と学ぶのか?
どんな勉強がよい勉強か?
自分は何に向かって日々を過ごしているのか?
良い声の質とは何か?
友達ってなんだ?
優しさって何だ?
なぜ学ぶのか?・・・。



少しずつ少しずつ感覚を刻んでいけばいい。
聞いた言葉が自らの口からあふれだした時、その時が真の卒業なのでしょうね。
たくさん笑い、たくさん怒り、たくさん語り、たくさん話し合った学期でした。
さて2学期はどんな成長を見せてくれるのでしょうか?

よい夏休みを!