「聞ける」から「聴ける」人へと

学級通信33号より



今週は参観日があります。
今回はこの前お見せできなかった「国語」を行う予定です。
単元は「きいて、きいて、きいてみよう」です。
人の話をきく時にどのようなきき方をするとよりよい学習ができるのか?
それを学びます。
子ども達には4月から常に「話のきき方」について語ってきました。





「きく」という漢字には「聞く」と「聴く」の2つの書き方があるよね。
この2つの違いってわかる?
「聞く」の漢字を見てごらん?
「耳」という文字があるよね。
「耳」だけ使ってきくことが「聞く」ということ。
それと比べて「聴く」の漢字はどうだい?よ〜くみてみて。



実は「聴」という漢字の中には「耳」、「心」、「目」、「十」、という字が隠されているんだよ。
つまり「耳」と「目」と「心」を「十」分に使って話をきくこと。
それが「聴く」ということ。
同じ「きく」でも2つの質は全然違うもの。
みんなには「聞ける」ではなくて「聴ける」人へと成長してほしいな。




子ども達に何度も何度も語っていますが、これを身につけるのは難しい・・・。(だから何度も語るのですが。)
授業において「話す」という行為にスポットライトが当たることが多くあります。
しかし、実はそれは「聴く」いう行為が成立してこそ意味を成すものなのです。
「きく」という行為は学習の核です。
人と繋がり合いながら学び合うにはこの力が必要不可欠なのです。



・・・ということで、常に語っていることを授業でまた再確認できればいいな。なんて考えています。