[学級経営の在り方]15分 見える成長
学級通信146号より
2学期は掃除の班を変えよう。
場所と人数をふっておいたから、とりあえず希望の場所にネームを貼ってね。
わーっと黒板のまえに集まる子ども達。
人数が偏るかな?と思って見ていたらそうでもない様子。
どこの掃除場所もぴったりの人数だ。
しかし、よく見ると男子のみの班、女子のみの班がちらほら。
少し話をする。
「 みんな。人数はぴったりだね。
でも男子のみの班と女子のみの班がいくつかあるけれどそれでいい?
目的は男女が混ざった班をつくることじゃなくて、
いい掃除をすることだから、別にいいといえばいいんだけどさ。」
すると、
「男女混ざった方が良い掃除ができるんじゃない?」何て声が飛ぶ。
だれもその声に嫌な顔なんてしない。
そこで再び話をする。
「気が合うってことは似ているってこと。
似ているってことは同じものしか見えない。
いい掃除をするためには、性別、性格、タイプ…
いろんな人がいたほうがいいかもね。
次の時間少し考える時間をとるね。任せるから自分たちで決めてみてね。」
給食、掃除を挟んだ次の時間。
開始直後から積極的な話し合いが進む。
15分後には男女が混ざり合った班が完成。
一学期は何かを決めるのに1時間は使っていた。
今回は何と15分。成長している。
「うちのクラスは誰と一緒のチームでもいい掃除ができるよ。」
そんなみんなの声が嬉しかった。二学期の掃除が楽しみだ。