やっぱり「在り方」一つ

石川さんと大野さんの講座に参加させてもらった。
講座の中で大野さんの学級のビデオの様子を拝見する。
子どもたちが学び合う場面。
すてきだったな。
勉強ができるってことは当たり前じゃない。
1時間1時間が大切な学びの時間なんだと子どもたちが感じているんだなぁというのが伝わってきた。


大野さんがしきりに言っていた言葉。
「制圧」ではなくて「納得」です。
でも、最後にちょっとつぶやいた。
「でも、やっぱり制圧かな?」


葛藤するこの言葉の中に含まれる、真理を見た気がした。
石川さんが「個人思考と集団思考を分ける必要がない」
とおっしゃったように「制圧」と「納得」も境界線などないのではないか?
そんな風に感じる。


「制圧」(という言葉が妥当ではないと思うけど)したから「納得」する子だっている。
「納得」したから結果「制圧」された子もいる。
そんな境界線なんてない。


大切なのは、大野さんが常に「制圧」ではなく「納得」というゴールを見つめ続けていることなんだと感じる。
やっぱりすべては「教師の在り方」
どんなにテクニックを学んでも実践をまねても、そこがなければ成り立たない。
そんなことを感じたな。