視点を引きはがす

新年度。 まず担任として自分がやることは何か? それは子どもたちの固定観念を引きはがすこと。
「自分はこれが苦手だ」
「今まではこうだった」
「あいつはああいうやつだ」
「自分はこんなもんだ」…。
子どもたちの心に根を張った固定観念を引きはがす。
そこがスタート地点。


「できる」「できない」
「頭がいい」「わるい」
「成功」「失敗」
「いい子」「悪い子」
これを定めることに何の価値もない。
大切なのは今の地点から一歩でも踏み出そうとしているか?
そこを何度も問う。



勉強ができても、そこでおごりたかぶっていてはだめ。
勉強ができないからといって、そこであきらめ、投げ出していてもだめ。
大切なのは今の自分の状況から一歩でも前に進もうとしているか?
「できる」「できない」なんて関係ない。



「今までの自分は…」
というように、内部に向けていた視線をぐっとねじまげる。
「これからの自分」
「前進している自分」
「成長している自分」
に焦点を合わせることの大切さを何度も何度も語る。

「できた」「できなかった」
行動によって起きた「結果」には何の意味もない。
大切なのはその「結果」にどのように「解釈」を加えるか。
どんな出来事も「前に向かうきっかけをくれた」というように前向きに解釈ができるようにしていく。
それが4月に自分が全力でしていること。