自分のことは自分がよく知っている?

「自分自身のことは自分自身が一番よくわかっている」


この言葉はある意味正しくて、ある意味間違っていることを学んだ。


ありがたいことに最近自分の考えをまとめる機会をいただいた。
いろいろと試行錯誤しながら、自分なりに考えを組み立て文章に表した。
自分ではうまくまとめられたような気がしていたので妻にその文章を読んでもらうことにした。



すると妻の口からは意外な言葉が飛び出した。


「いつもあなたは、◯◯が一番大事だって話しているよね。でもそれがこの文章の中から感じられないんだよね。」
「この前ブログに◯◯って書いていたでしょ?あなたの本当に言いたいことってそれなんじゃないの」



ズバッと突かれた。
確かにその通りだ。



妻が言ったことは自分の中ではあまりにも「当たり前」のものとして自分の中に落とし込まれていたのだ。
だから自分では気づかずに通り過ぎていたのだ。


先日、「子どもの姿を語る会」で皆さんに見ていただいた時も同じことを感じた。
様々な方からご意見をいただいて、自分がもう一度考え直すきっかけをいただいた。



確かに自分自身のことは自分自身が一番よく知っている。
しかし、知りすぎているからこそ見えなくなることもあるのだ。


自分の中での問答を繰り返していくことも大切。
他者を通して、自分を振り返ることも大切。
そんなことを感じた出来事だった。


「自分自身の可能性」と「自分自身の限界」
これは自分の中に矛盾なく存在しているのだ。
それにしても、自分は人に恵まれている。
自分のことを誰よりも深く理解してくれている家族。
支え、励ましながら、示唆を与えてくださる友人。
本当にありがたいことだ。