素敵な作品展

昨日は娘の幼稚園の作品展へ行ってきた。
娘の通っている幼稚園は「モンテッソーリ教育」を行っている。
教室に机には子ども達の作品が並ぶ。
先生の作った作品は全然ない。
ほぼすべて子ども達の作品だ。



登園したら子ども達は毎日1時間ほど「お仕事」と呼ばれる活動をする。
円柱差しなどのモンテッソーリ教具を使うお仕事以外にもたくさんのお仕事がある。
例えば私が見たのは


色水実験、ぬいとり、はたおり、水注ぎ、金属磨き、のりはり、シールはり、ねんど、はさみきり、きゅうり・りんご切り、たまごのカラすり、パン粉すり、紅茶入れ、米はり、種はり、秘密袋、いももちづくり、ししゅう、あやおり…。



お仕事の数がたくさんあって驚いた。
先生方が毎日しっかり準備してくださっていること感謝だ。



自分で何をやりたいか選び、やってみるというところから一日がスタートするのだ。
しかも縦割り。
年上の子が年下の子に親切に教える場面も数多く見られる。
自然に支えあう環境が子ども達を伸び伸びと、かつやさしく育て上げているのだ。



どの子の作品にも力がこもっている。
毎日、やりたいことを自ら選び、楽しみながらつくりあげた作品なのだから力がこもるのは当たり前のことなのだろう。



どの教室にもあったのが「共同制作」。
ある教室では、みんなで「アスレチック」をつくっていた。
ある教室では、「すごろく」。娘の教室ではみんなでつくられた「カルタ」が展示されていた。


先生たちのつくった作品はほとんどない。
子ども達の作品だけでうめつくされている。
素敵な作品展だった。



主任の先生に作品のすばらしさを伝えた。
すると、




「私達は子ども達がつくっている姿を含めて『作品』だと思っています。今日はつくっている姿をお見せできないのが残念です。」



とおっしゃっていた。


あぁ。この幼稚園は本物だな。
そう感じた。
札幌という見知らぬ土地にきて1年。
このような素敵な幼稚園に巡り合えたこと。
本当にありがたいことだな。と感じた。