「教材との出会わせ方」という言葉の本当の意味
「教材との出会わせ方が大事」
私はこの言葉があまり好きではなかった。
しかし、それは自分の勘違いだったのかもしれない、と考え始めている。
「教材との出会わせ方」
この言葉の奥深くに流れているものを読み取ることができるようになったのはつい最近のことだ。
「教材との出会わせ方」
このように聞くと、子ども達の目を引くような資料をいかにして提示するか?
子ども達が「やりたい」と思えるようなものをどう準備するか?
ということだと勘違いしていた。
しかし、恥ずかしながらそれは少し違うということに最近気づくことができた。
「教材との出会わせ方」
これは
「学ぶべき内容にいかにして価値を吹き込むか?」
ということなのだと思う。
この単元を学ぶことでどんな力がつくのか。
この単元を学ぶ価値ってなんなのか?
それをしっかり語ることもれっきとした
「教材との出会わせ方」
なのだといまさらながら気づいた。
違和感がある言葉を拒絶するのは簡単なことだ。
しかし、その違和感がある言葉を自分の言葉にいかにして落とし込んでいくか?
それって大切なことなのだと気づけた気がする。
感謝だ。