[7つの力]「在り方」を支える「7つの力」とは?

「在り方」を支える「7つの力」とは?


今まで考えて見えてきたものをまとめていきたいと思う。
教師として、必要とされる7つの力。



それは
?目的を定める力
?自問する力・自分を受け入れる力
?握る力・放す力
?刻む(語る)力
?組みたてる力・削ぎ落とす力
?繋げる力
?求める力・認める力

(?往復する力)
である。




これらの「7つの力」は大きく二種類に分類される。
それは
(1)「私」を通して「私」を成長させていく力
(2)「公」を通して「私」を成長させていく力
である。



ここで大切になってくるのが、最終目的地は「私」の成長であるということ。
「在り方」というのは周りの状況によって変わってしまうものではない。
周りがどんな状況であろうと貫かれるもの。
それが「在り方」である。
周りを変えていきたいと思うならば、「自己」の根をしっかりとはっていくことが大切。
入り口がどこであろうと、最終的には「私」の成長に繋がっていく。
それが大切であろう




では、(1)と(2)ではどう違うのか。
これらを具体的に見ていこうと思う。



(1)「私」を通して「私」を成長させていく力とは?


これは自己との対話を通じて自身を成長させていく力である。
わかりやすくいえば、「自己対話」である。
これは「在り方」の中で「根」の部分にあたる。
この「根」の部分を育てていくことで、「自己」という木は揺るぐことのない強固なものとなっていくのだ。



それに対して(2)の「公」を通して「私」を成長させていく力とは何か?


「公」(おおやけ)とは周りの人、ものなど、全体のことである。
先ほどの「私」という閉鎖された自己問答ではなく、「公」という開かれた他者との関係の中で「私」見つめていく力のことである。
授業というのは、教師1人では成り立たない。
子ども達と向き合うこと。
教材と向き合うこと
これらが必要となってくる。
それらと向き合うことを通じていかに「私」(自己)を見つめていくか?
それが
「公」を通して「私」を成長させていく。
ということである。


では、(1)と(2)を先ほどの「7つの力」に当てはめていくとこのようになる。


(1)「私」を通して「私」を成長させていく力
?目的を定める力
?自問する力・自分を受け入れる力


(2)「公」を通して「私」を成長させていく力
?握る力・放す力
?刻む(語る)力
?組みたてる力・削ぎ落とす力
?繋げる力
?求める力・認める力

(?往復する力)


ちなみに?の「往復する力」
は(1)と(2)を何度も何度も往復してスパイラル状に自己変革をしていくということである。
したがって(1)にも(2)にも含まれない。
ここについては後ほど詳しくまとめていきたい。


では、次回から具体的に「7つの力」について論を進めていくこととする。