「在り方」にメスをいれる

授業力を高めていくうえで必要になってくる「教師の7つの力」とは?
今回からテーマを変えて書き進めていくことにしよう。



はじめに申し上げておきたいこと。
これから論じる「教師に求められるの7つの力」は何も「協同学習」を展開する時だけに必要とされる力ではない。
これらの力は「一斉授業」にも求められる力なのである。


これらの力を知ることは、「一斉授業」を磨きたいと願う教師にとっても「協同学習」を展開していくと覚悟を決めた教師にとってもに大きな価値を刻むことになるであろう。


なぜならば、授業とは「教師の在り方」が最大限に問われるからだ。


我々が求める子ども達の姿。
それは「いかなる場であっても学び続ける子ども」である。


「一斉」で学ぶ場であっても「協同」で学ぶ場であっても、関係ない。
どんな場でも、ベストを尽くし自分の成長のために突き進み続けられる。
そんな子ども達を育てたいのだ。


「一斉」か「協同」か?
このような二項対立を超えていくために必要な考え方。
それが
「学び続ける」という言葉であろう。



どんな状況であろうと学び続けられる子ども達を育てる。
その覚悟が道を切り拓いていく。
その覚悟を定めていくことが教師として生きていくために大切なことなのだ。



今から論じる「7つの力」は「教師」としての在り方と共に、「人」としての在り方も高めていく。



結局は教師としての「在り方」でしかない。
そうまとめられてきたものにメスを入れよう。
教師としての「在り方」とは?
それを支える「7つの力」とは何なのだ?


問い続けて10年目。
「而立」を迎えた今だからこそ、
今の考えをまとめておこうと思う。


10年後これを見た時、どのように思うのか?
本質をついている部分もあるだろう。
的外れな部分もあるだろう。


未熟さを含めて、「自己」である。
大切なのは見つめることを恐れないことであろう。


良くも悪くも今この瞬間が「スタートライン」なのだから。
これをまとめることで見えてくるものがきっとある。
そんな覚悟を込めて書き進めていきたい。