「恐れ」を飲み込む

「自分には人を育てる資格なんてない。」
そう思える人にこそ資格がある。



教育の世界に100点なんてない。
誰もが100点を取り続けられるならば教育の世界はとっくに変わっているだろう。地道にコツコツと。
80点を積み重ね続けられるか?
地味なことかもしれない。
しかしそれはまぐれの100点よりも価値がある。



100点を取れないことを恐れるな。
人と比べるから恐れが生まれる。
もっと肩の力を抜いていい。
もっと自分の思いを大切にしていい。
自由を感じる。
恐れが消える。
常に自分の思いを優先していい。
人の顔色をうかがう必要なんてない。
大切なのは自分がどうしたいか?
それだけだ。
「〜しなければならない」という思考は心を疲弊させる。
「〜したい」という思考が大切。
そのために自分の思いを大切にする。
自分自身はどこまでも自由でいい。
他人の思考に振り回されて自分自身を見失っている。
それが他人中心の思考。
「自分はどうしたいのか?」がすっぽり抜け落ちている。
その状態が「〜しなければならない」という状態。




「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。」
何度も耳にしたこの言葉の真髄とは何か。


「自分を変える」


これは「自分が我慢をする」という意味ではない。
我慢をしながら過ごす日々は進歩をうまない。
「努力」「忍耐」に疲弊していく。
「自分を変える」というのは「自分の思いを優先する」ということ。
常に「自分はどうしたいのか?」と自分自身に問いかける。
その答えに正直に生きればいい。
「have to」から「want to」に思考を変化させる。
「自分がどうしたいか?」を優先する。
だから一日をごきげんに過ごせる。
他人という思考を排除するから語りも嫌味にならない。
自分が笑顔でいられるから周りにも笑顔が伝染する。
これが「まず自分が変わる」の真髄。



しかし1つ気をつけなければならないことがある。
それは「人の意見に耳をかさない」ことと
「自分の思いを大切にする」ことは違うということ。
これらを勘違いするとすべての歯車は狂い出す。



誰もが弱い。
誰もが心に「恐れ」を抱いている。
「弱さ」「恐れ」を抱くことを引け目に感じる必要などない。


「弱さ」は「優しさ」を生む。
「強さ」は時に「傲慢さ」を生む。


大切なのは「弱さ」「恐れ」をどうするのかということ。
「弱さ」「恐れ」を押さえつけ耐えながら進むのか?
「自分の思い」に目を向け楽しみながら前へ進むのか?


苦しみの中で見えてきたものがある。
この考え方は後の人生において確実に自分の核となるだろう。