「否定」から「励まし」へ

「自分に壁をつくらない。」
口では簡単に言える。
しかしこれは非常に難しいことだ。
どんなにつらくても自分を開き続けるのはつらい。
「必要ない」と切り捨てている学問から学ぶ価値を見出さねばならないのもつらい。


人間関係においても、学びにおいても「自分に壁をつくらない」で常に学び続けることが大切。


「意味がない」
「価値がない」と切り捨てることなく学び続けることができるか?
それが明暗を分ける。


自分が足りないことを指摘されるのはつらいことだろう。
しかし、それを「否定」ととらえるか「励まし」ととらえるか。
それだけで気持ちは楽になる。
気が滅入っている時は、人の放つ言葉すべてが「否定」に聞こえるもの。
その中で自分を開き続け、他と繋がり続けるのは辛いものだ。
自尊心を維持しながら、足りない所を埋めていく。
そんな強さがほしい。


目的を定める。「目的」それは我々に強さをくれる。
しかし己のバランスが崩れた時、「目的」は心にはずしりとのしかかる。
「目的」は最終地点。
辿り着き方は無限にある。
そう考え方をシフトできるか?


昔の同僚にいつも笑っている方がいた。
どんなに忙しくても、どんなに大変でもいつも笑っている。
自分は常にグチまじり。
ある日その人に聞いてみた。



「なぜいつも笑っていられるんですか?」



かえってきた答え。



「だってつらいって感じるのは生きてる証でしょ?」



その言葉が突き刺さった。
辛いこともプラスに変えられる強さが自分も欲しいと思った。
あれから数年。自分にその強さはまだない。


自分を傷つけられるのは自分自身のみ。
焦り、恐れは己を内側から突き崩す。
自尊心を売り渡すな。
失敗があるから成功を感じられる。
辛い時ほど胸をはれ。
挑戦し続けることに価値がある。


「夜明け前が一番暗い」それをひしひしと感じた一週間だった。
きっかけはある日突然やってくる。
あきらめるな。
顔を上げろ。
胸をはれ。
夜明けは目の前に迫っている。