「なんとなく」見るな

授業中。
子ども達をじっと見る。
そして考える。



次に何が起こる?
このままいくとどうなる?
自分はどうする?
そうするとどうなる?…


予想外の結果が出た時。
それが考える材料となる。
「行動」することは大切。
しかし、ただの思いつきでなんとなく行動することに意味はない。



大切なのは
「予想をしてから行動する」こと。
予想がはずれてもいいのだ。
たとえ予想がはずれてもそれによって新たな問いが生まれる。


「なんとなく」は成長に繋がらない。
常に予測して動く。
そして自分の予測と実際の結果の差に対して常に「なぜ?」と問う。


これの繰り返しだ。
「なんとなく」導き出された結果なのか?
それとも自分が選び抜いて導きだされた結果なのか?
両者の質はまったく違う。


子ども達をじっと見る。


なんのために見るのか?
アラを探すために見ているのか?
成長を探しているのか?
原因を探っているのか?
個を見ているのか?
集団を見ているのか?・・・



目的のない観察は、怒りと焦りと現状維持しか生み出さない。
じっと見る。
じっと聴く。
じっと考える。


何がうまくいっているのか?
何がうまくいっていないのか?
何に向かっているのか?
なぜこうなるのか?


決して「なんとなく」見ない。
成果も課題もすべて子ども達の中にある。