教師に必要な力

今日は『学び合い』群馬の会に参加させていただいた。
実は福島の会以外の会に参加したのは初めて。
みなさんが真剣に教育に向き合う素敵な会だった。
すべての人が己の弱さと向き合い、繋がり合いながら乗り越えていく。
そんな素敵な雰囲気。


その中で今日はいろいろなことを考えさせられた。
いろいろな人と話していて考えたこと。
それは子ども達を成長させるために教師に必要な力があること。



それは
「目的を語る力」
「子ども達を信じる力」
「自己肯定感を引き上げる力」



「目的を語る力」
目的とは一番奥にあるもの。
それを「かた(ちづく)る」。
一番奥にある目に見えないものをきちんと形にして伝える力。
あいまいなものを子ども達自身のものとして感じさせる力。
その力がないと子ども達は動「け」ない。



「子ども達を信じる力」。
「信じる」とは押し付けないで信じ抜くこと。
「先生は信じていたのにどうしてできないんだ!」というのは「信じる」ことの押し付け。
これは信じているふりをしていう通りに動かそうとしているだけだろう。
「信じる」とは子ども達が絶対にできるようになることを「信じる」こと。
目先の出来、不出来ではない。
今たとえ出来ていなくとも、「きっと出来るようになる!」と信じること。
それが「子ども達を信じる力」



「自己肯定感を上げる力」
子ども達の自立という目的達成のためには「学び続けられる子ども」を育てていく必要がある。
では「学び続けられる子ども」を育てるためには?
その鍵は「自己肯定感」にあるだろう。
学び続ける自分が「自分らしい」と思える感覚が必要。
「自分はきっとできるようになる。そのために歩み続ける!」
という感覚を子ども達に刻む。それが教師に求められる力。
子ども達の自己肯定感を引き上げる。
「どうしてやらなかったんだ!」では自己肯定感は下がるだけ。
「やらないのはお前らしくない!」
「自分らしさ」を意識させることで自己肯定感を引き上げる。



「目的を語る力」
「子ども達を信じる力」
「自己肯定感を引き上げる力」
教師にこの3つのパーツが揃った時、子ども達の目が変わる。
子ども達自身が自分自身の在り方を考え始める。


我々教師が子ども達に望むこと。
それは志を胸に、自立して歩み続ける人へと成長すること。
しかしそれを押し付けてはいけない。
子ども達自身が本気でそれを望み、本気でそれに向き合う準備ができるまで支える。準備ができた時、子ども達は自分の足で歩み始める。


そんなことを考えた。よい一日だった。
お話できた皆様に感謝!