本質を見失っていた。

子ども達に「生きる力」「生き抜く力」をつける。
世の中にはこの目的にたどり着くために選びきれないほど数多くの方法がある。


どの方法なら上手くいくかな?
どんな風にやればいいかな?
あれもしたいな。でもこれもしたいな。


2学期の学級経営について考えていて悩む。
どれもすばらしい実践。
どの方法でも子どもはぐっと成長していきそう。
あれこれやりたいことは次々湧いてくる。



クラス会議。もっと自治的な時間にしたいな。
毎朝やっているカルタも一工夫したいぞ。
読書活動もいれたいな。係活動ももう少し活発にできないかな?
朝の歌。せっかくクラスで決めたことだからやり通してほしいな。
リーディングワークショップももう一工夫できたらな。
哲学の時間。いつもの生活を立ち止まって考える時間を創りたいな。
作文は瞬間を切り取るのが苦手なんだよな。練習する時間をとらないと…。
ファシリテーションを磨いて、ホワイトボードミーティングをさらによくしていきたいな……



やりたいことは次々と湧いてくる。
考えていて頭はパンパン。
どんなに時間をやりくりしてもだめ。どうみても時間が足りない。


この夏休み、それで何回も思考停止。
う〜む。どうしたものか・・・。


そんな中思い出した。
大切なのは「そぎ落とすこと」
そんなことを前ブログでまとめていた気がする。


学び合いで「つけ加える」のは簡単なこと。
しかし、「そぎ落とす」のはなかなかできない。
よい実践は世の中にたくさんある。
しかし、それを足していくだけではだめだ。
結局まずいミックスジュースができあがるだけ。
今の自分は上手く削りきれていないな。
「方法」に振り回されているぞ。
そんなことに気づいた。


本当に必要なもの以外はそぎ落とさないと。
でも本当に必要なものってどれ?
う〜ん…。
こんな負のスパイラルにはまって数日。
やっと一筋の光が!?


どれが必要かが見えないのは、目的を見失っているからでは?


必要ではないものを選び取ることよりも
自分がどんな子ども達を育てたいか?というヴィジョン
を定める方が大切なんじゃないかな?


どこの山に登るかわからずに、登山ルートを決めているようなもの。
ということで「方法」は一旦白紙。
どんな子ども達を育てたいのか…。


考えてみるといまいち見えていないことに気づく。
絞りきれないわけだ…。


いろいろと考えた末ようやく決定!
自分はどんな子ども達を育てていきたいのか?



?一人一人が自立して楽しく学び続けられる子ども達
?どんなにつらくても支え合い、励まし合いながら進み続けられる子ども達



「考え方」「考え方」とことあるうちに言っているのに、
知らず知らずのうちに「方法論」に流れている。
まだまだな自分を再認識。
見えた所がスタートライン。
目的目指して柔軟に方法を選択していこう。
充実した2学期にするぞ。