『学び合い』は魔法ではない

『学び合い』をやってるのに…
『学び合い』をしているから…
なんて言葉をよく耳にする。


よく言われることだが、
『学び合い』は方法ではない。考え方だ。


『学び合い』は魔法ではない。
『学び合い』をするから学力があがるわけではないのだ。


では、なぜ子ども達は生き生きと学び始めるのか?
それは、『学び合い』の考え方にシフトチェンジすることで、
子ども達の多くが学びのステージにあがるからだ。


そして、子ども達が、教師のつくりあげた枠を超え、
「もっと学びたい」「もっと学ばなければいけない」「もっと学べる」
と思い始めるからだ。


大切なのは『学び合い』ができているかではない。
どんな環境でも、「限界を見据え学び続ける子」を育てられているかということだ。


学び続ける子を育てたいと本気で思えば、自分が何をすべきかが見えてくる。
子ども達にどんな言葉をかければいいかが見えてくる。



「甘さ」ではなく「優しさ」 「押し付け」ではなく「厳しさ」



「学び合っているか否か」という視点ではなく、
「学び続ける姿勢か否か」という視点を大切したい。
歩み続けられる子どもなら、きっといつか成長を実感できる時がくる。
教師ができることは、無理やり背中を押すことでなく、指をさし続けること。
そう考えると、肩の荷が下りる。


指をさしつづけるために、語り続けなければならない。
教師自らが上を目指して伸び続けなければならない。


『学び合い』は魔法ではないのだから。