根底

〇教師がそいではいけないもの


・どんな大人に育ってほしいのかという願い。それを語る力。



これがしっかりと定まっていなければどんなにすばらしい言葉を並べても子ども達は見透かします。
様々な語りが載っている本を私も読みあさったこともあります。
それをうまく並べて、子ども達に語ったこともあります。
しかし、なんかしっくりこない。
当たり前です。自分の言葉ではないのですから。


「どうすればすばらしい語りになりますか?」
先日、ある方にこんなことを聞かれました。
私は「よくわからないけど、魂をこめることかな?」
と答えました。


どんなに下手くそな話でもいい。
「こうしたい!」「こうあるべきなんだ!!」と魂をこめて語ることに意味がある。
そして、その言葉は必ず人を揺り動かします。


「君はどんな大人になりたいの?」
「どんな勉強をしたいの?」
「どんな毎日を送っていきたいの?」
「将来どんな姿勢で仕事に取り組みたいの?」
「どんなクラスを創っていきたいの?」

こんなことをよく子ども達に聞きます。
そして、こんなことも語ります。


「将来みんなに再会した時『先生!仕事楽しいです!』って笑う顔を見たいんだ!」

そんな会話を通して、教師と子ども達が同じ方向を向いた時、大きなパワーが生まれます。妙に心地がいい一体感。

「どうなりたい?」そして「こうなってほしい!!」
という思いを常にオープンにしていくこと。
これが教師にとって一番そいではいけないものではないか?
今のところ私そう思っています。