小さな達成感を積み重ねる

「この活動を通してどんな子ども達を育てたいのか?」
「指導者は子ども達とどのように関わり、成長を支えていくべきなのか?」


そう問われた時に、「ボーイスカウト」も『学び合い』も出す答えはほぼ同じ。
今さらながらそんなことに気づいた私。


せっかく同じ方向を向いているのだから、隊長とぜひ話がしたい!
…ということで、実家に帰省のしたことを機会を利用して、話をしに行った。


スカウトの登録者数は年々減少している。
なぜ、こういう状況になっているのか?
そんなことを熱く語り合った。
その中で見えてきたもの。



・「どんなイベントをするか?」ということにばかりに気をとられて、
 「どんな子どもを達を育てたいか?」という所に目が向いていない時がある

・指導者がプログラムを与え、やり方を教え、従わせることで
 子ども達が成長していくと勘違いしている指導者がいる

・正しいスカウティングを実践したいと思っている人がなかなか理解されない

・正しいスカウティングを伝え、広めていきたいと考えている人はいるが、
 なかなかそれが伝わっていかない

・指導者間で意見をすり合わせる機会が少なく、なかなか全体の調和を図ること ができない
 


う〜ん。学校教育の現場が抱えている問題とほぼ一致。
頭はますますフル回転。

自分も日頃、同じようなことで頭を悩ませている。
そこで隊長に聞いた。


「じゃあこの現状を変えるために、
 どんなことをしようと思っているんですか?」


返ってきた答え。


「物事を大きく考えすぎるな。小さな達成感を積み重ねる。それだけだ。」
こんな言葉が書かれた紙を渡された。


《引用》
どんなに問題が山積していようとも、私は成功の秘訣を一つだけ知っています。
それは「やること」です。

知らないことは恥じゃありません。教えを請えばいいだけです。
できないことは恥じゃありません。失敗した分だけ力になるんです。
やらないことが恥ずかしいんです。
《引用終わり》


「なるほどなぁ」と思った。


「小さな達成感を積み重ねる」
どんなに小さなことでも、今自分にできることを誠意を込めてやる。
それを積み重ねることで、やがて何か大きなものが変わっていく。ってことか。


なんか西川先生もそんなことをブログに書いていたなぁ。なんてことを考えた。
やっぱり行き着く先は皆同じなのか・・・。


ノンストップで語り合った7時間。
充実した時間だった〜。でも、もっと話したかった。


それにしても、「ボーイスカウト」と『学び合い』
考えれば考えるほど、共通点が見えてくる。
これらがつながったら、おもしろいぞ。