「CM」と「口コミ」
私のクラスの子ども達は、
『学び合い』という考え方を広げたい。
『学び合い』で多くの人達と学習したい。
本気で思っている。
そんな子ども達に刺激され、私自身も考えている。
『学び合い』を広めるためにはどうすればいいのか?
ニーズをどのように創りだすのか?
これはヒット商品を生み出す過程にすごく似ているような気がする。
iphone.プリウスなどなど、世の中にはヒット商品が数多く存在する。
ヒット商品を生み出すためにはどうすればいいか。
多くの企業が頭を悩ませている。
いろいろな、要素がからみあっているのだろうけれど
まず企業がうつ戦略は「CM」だろう。
企業自らが製品を売り込むことで
「使ってみたいな。」「買いたいな。」という人々を掘り起こす。
いわゆる「アーリーアダプター」
しかし、その戦略に食いつくのは全体の10%程度もいないだろう。
商品がヒットするまで企業がずっと、「CM」(売り込み)を続けるなんてできない。
そんなことをしていたら、ヒット商品を生み出す前に企業が疲れ果ててしまう。
それでは、「CM」以外に何が必要なのか。
それは、「口コミ」だろう。
企業がCMで良さをアピールするより
使っている人が「これすごくいいよ!」という方が効果がある。
口コミで企業が疲れ果てることはない。
だって、自分達のわからない所で、製品の良さが広がり続けるのだから。
そう考えると何かをヒットさせるためには
「いかにアーリーアダプターの心をうつ情報を流すか」→CM
「口コミで広がるほどの良さを製品にのせているか」→口コミ
が大切になってくる。
それではその構図をそっくり『学び合い』に置き換えてみる。
『学び合い』を広める(ヒット)させるには?
企業=『学び合い』で授業を行う教師
アーリーアダプター=『学び合い』を広げたいと願う子ども達
製品をまだ持っていない人=『学び合い』について全然知らない人
まずは、「CM」だ。
『学び合い』を行っている多くの先生たちは、すでに行っているだろう。
『学び合い』って子ども達が成長しますよ!
と教師が誰かに伝えていればそれは「CM」だろう。
しかし、それで伝えることに疲れ果てている先生方も多く見られる。
だって、どんなに伝えても10%程度の人しか、振り向かせられないのだから。
しかし、最近の『学び合い』の様子を見ると、
確実にアーリーアダプターである子ども達は
『学び合い』の良さを実感し始めていることがわかる。
そう考えると皆さんがやってきた「CM」は確実に成果を出しているということ。
でも、それは長くは続かない。そして、広がらない。
では、どうするか。もちろん次の手「口コミ」である。
アーリーアダプターである子ども達が、『学び合い』のよさを発信しているか?
ということである。
私のクラスは「発信している!!」と自信をもって言えません。
この「口コミ」こそが最大のパワーを生むのに・・・。
・・・ということで、今の目標は
『学び合い』を広めたいと思っている子ども達の「口コミ」の力を掘り起こそうかな?
と考えています。
「CM」と「口コミ」を2つ使いこなせれば、
活路が見出せるような気がするのですが・・・。
ちなみに、私は企業に勤めた経験はありません。
想像と妄想の中に生きております。
上に書いたことが、正しいなんて確信はしておりません。
「そんな気がするな〜」程度です。
ということで・・・
ぜひ、みなさまのお知恵をちょうだいいたしたいです。
何かアドバイスがあったらぜひ!
みなさんはどう思われます??