1人も見捨てない

「1人も見捨てない」


これは『学び合い』を成立させることよりもはるかに大切なこと。


どんな方法でもいい。
「1人も見捨てない」ことができるのならば、どんな方法だっていいのだ。


ただ『学び合い』だとそれがやりやすい。それだけだ。


どうすれば『学び合い』を成立させられるか
どうすれば『学び合い』を広げられるかではなく


どうすれば1人も見捨てないことができるのか
を考えていかねばならない。


クラスの子どもによく言う言葉


「わかったからといって、別に教えにいかなくてもいいよ。
 でも、『わからないんだ、教えて』と言われた時は耳を傾けてあげようね。」


つらい人、わからない人が声をあげられるか。
そして、分かる人がそれを受け入れる姿勢があるか。
これが大切だ。


そのためには、多くの人がいろいろな意見を出し合わなければならない。
どんなに自信がなくても、それぞれが声をあげなくては何も前進しない。


わからない、つらいと声をあげる人がいることでクラスは成長していく。
わかる人しか集まらない集団ではただの自己満足になってしまう。


わからない、つらいと声をあげる人がドロップアウトしていく集団は
どこかに原因があるのだ。


そこを見つめていかねば閉鎖的な集団になってしまう。


この記事を読んで気分を害された方がいたら、すみません。
でも、昨日の記事にも書いたように、責任を誰かに押し付ける気はないんです。

責任はみんなでとればいい。
誰かを悪者にしても何も生まれませんから。