ノート 〜学びを映す鏡〜

学級通信104号より↓↓

「先生、どのぐらい書ければ合格ですか?」

「先生、文字の大きさはこのぐらいでいいですか?」



国語の意見をまとめる時間や理科、社会のレポートまとめでよくこんな声をかけられる。
そんなとき、私はこう言いたくなる。



「このくらい書けたら合格だな。」

「このぐらいの文字の大きさでいいんじゃない?」



でもこの言葉をぐっと飲みこむ。
なぜならば、こんなことは私が決めることではないからだ。


「人とたくさん情報を交換していれば、たくさん書けるよね?どのぐらい書ける?」

「書きたいことがいっぱいあれば文字は小さくなるだろうし、
 情報が少なくて、自信がなければ文字は大きくなるんじゃない?。」



私は、ノートは、「学びを映す鏡」だと思う。
まとめながら、自分の理解をもう一度、確かめることができる。



「あれ?書けると思ったのにえんぴつが進まないぞ?」
と思ったら自分に何かが欠けているのだろうし、


「今日は、どんどん書けるぞ!」
と思うときは、自分の学びがうまくいっている証拠だと思う。



先生に聞く前に、自分で考えてみてね?

どのぐらい書けたら合格だと思う?
どのぐらいの字の大きさで書ける?


自分の理解度が見えてきますよ。
そしてもう一度考えてみてね。
「それで満足??」